前回MEO対策をするための初歩的な部分について記事を書きましたが、今回の記事では上位表示させるために大事な方法をまとめています。
タイトルにも書いていますが、SEOより約5倍もユーザーに見られる可能性があるのがMEOです。
今回はその辺りについてと、「とりあえずGoogleマイビジネスには登録したが上位表示できない」という方の中にはまだやるべきことが多くあるように思ったので、まとめてみました。
- MEOで見る人の数はどれくらいか
- 上位表示するためにやるべきこと
- Googleマイビジネスの運用方法
【MEO対策】上位表示させるための大事な方法はSEOが基本
MEOからのユーザーアクセスは7割超え
まずMEOで見る・SEOで見るという部分を今一度理解しておきたいので下の検索結果を参考にしてみてもらえたらと思います。
Google検索で「原宿 美容室」というキーワードで検索をかけた結果です。
青枠で囲っている部分がMEOで、青枠から下の赤枠(下へ続きます)部分がSEOです。
「原宿 美容室」というような「地名(エリア)+業種(美容院など)」で検索したユーザーは下のような差があることがわかっています。
- SEOで上位表示されているサイトで見る割合は約15%
- MEOから見ているユーザーの割合は約75%
控えめに言って「MEO対策してないのやばくない?」と言えるんじゃないかなという結果じゃないですかね。
しかも今後はGoogleマップを使ったサービスもどんどん増えていく予想から、今からでも顧客を獲得して参入数が少ないうちに恩恵は受けておきたいところだと思います。
MEOで流入してくるユーザーは「早い段階で決めたい」という理由があるため、必ずと行っていいほど「比較」をします。
検索ユーザー側の優先度
- 地域(検索キーワードでMAPに掲載されているものから選ぶ)
- 複数店舗と比較(写真や口コミ等コンテンツをみる)
- 掲載順位(マップにピンが立てられるため)
検索する側が優先するのはまずマップに掲載されていること。
続いて掲載されているお店のコンテンツなどから比較をする傾向があります。
その比較されるお店の中に入るには、できる限り上位である方が良いという形になります。
ユーザーが比較するのは上位約10個程のお店だそうで、必ずしも1位や2位などの上位枠に入らなければならないわけではないというのがMEOの特徴です。
上位表示するためのMEO対策
じゃあMEOでできるだけ上位の方へ表示させるには何をやったらいいのかについて記載していきます。
グーグルマイビジネスへの登録が必須なので、よくわからない方は下の記事も参考に!
-
MEO対策を自分で始めるやり方、登録手順について
今回は「MEO対策」を自分で始めることができるのか、自分で始 ...
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内部施策が必要
ここで挙げている内部対策は下記のもので説明しています。
主な内部対策
- ブログ、サイトなどでアクセスを集める
- 更新頻度(Googleマイビジネス)
アクセスを集める
こちらはMEOに表示されたものではなく、自分のブログやサイトでアクセスを集めるということです。
今回はMEOの内部施策の一つとして書いているので、ブログやサイトでアクセスを集める方法などは割愛します。
アクセス数もMEOで上位に表示させるためには大事な部分になっているようです。
もちろんアクセスだけでなく、ユーザーの滞在時間も長くしていく必要があるので一番難しいのはこの部分になると思います。
更新頻度
ここで言う更新頻度はGoogleマイビジネスの投稿頻度にあたります。
Googleマイビジネスでは投稿機能が備わっており、写真付きで投稿することも可能です。
この投稿はお客様に向けてと言うよりはGoogleに「ちゃんとお店は稼働しています」ということを使える役割として使うのが良いとされているようです。
わざわざきれいな写真を撮ってしっかりとした内容で投稿すると言うよりは気軽に投稿する感覚でも十分なようなので、どんどんお店の情報を発信するツールとして利用することで上位表示へつなげることができます。
投稿については試しに自分でもいろいろなお店を検索してみましたが、掲載してほったらかしにしているところがちらほら見られました。
それでも上位に上がっているお店もあったので、エリアによってはこの部分をしっかりすることで上位に表示しやすいキーワードがあるかもしれないなと感じています。
クチコミや質問の項目もあるので、それらに対しての返答を丁寧に行っていくと「このお店は対応も良さそう」という印象から予約に結びつきやすくなるとも思います。
逆に何も返信がないところはそれだけで「良心的さが欠けているお店」という印象を与えかねないです。
こういった日々の更新は上位表示以上にお店のサービスまで見える部分でもあるので重要視したい部分ですね。
外部施策について
主な外部対策
- 被リンク
- メンション
外部対策とは自分のブログやサイトの外側からアプローチしてもらうものです。
被リンクをもらう
外部施策としてはやはり被リンクが大事になってくるようです。
被リンクとは自分のブログやHPが他サイトに掲載されている事を指し、この掲載されている数が多いほどGoogleに評価されやすいという傾向があります。
人気なお店ほどたくさんのユーザーが取り上げて紹介していたり、口コミが書かれている場合が多いですよね。
こういったこともあり、基本的には被リンクが多いほど評価されやすいのがわかるかと思います。
しかし、被リンクが多いければ多いほどいいわけではありません。
被リンクされる場合に重要なものとしてカテゴリがあります。
Googleでもしっかりカテゴリ分けされているため、被リンクされるなら同じカテゴリのサイトやブログでないと評価は得られにくいといわれています。
被リンクを増やしても逆に評価が下がってしまう場合もあるので、この辺りは注意して外部施策をする必要があります。
- カフェ店のサイトであればコーヒーなどに関するサイト・ブログ
- 美容系のブログであれば美容系のサイト・ブログ
といったように同じジャンルでリンクしてもらうことが重要です。
被リンク以外で評価対象になるもの(メンション)
被リンクではないが被リンクのように評価対象になる場合があるものを紹介しておきます。
これは「メンションされる」と言いますが、下のような場合はリンクを貼られずとも評価の対象になっている場合があるようです。
「名称(お店の名前など) + 地名 + 業種(美容)」
(例):「〇〇(お店のサイトもしくはブログ) + 渋谷 + 美容室 」
※渋谷にある美容室で、自分のブログorサイトが〇〇という名称という場合
上のような形で紹介されることで、リンクを貼られずともGoogleクローラーがこのキーワードをもとに巡回し、自分のブログやサイトのことであると認識され評価につながるという傾向があるようです。
わかりやすいもので言えばInstagramなどでしょうか。
Instagramではリンクを貼ることができませんが、このメンションされるという部分ではInstagramで紹介されることも被リンクのような役割になっていることが言えるんじゃないですかね。
身近な方にシェアしてもらったりするのも全然OKだと思いますので、できることからやってみることをおすすめします。
MEO対策のまとめ
ここまでがMEO対策のまとめになります。
基本的には誰でも始められ、やること自体もわかりやすいものが多いのではないでしょうか。
- Googleマイビジネスで投稿・質問や口コミへの返信をする
- ブログやサイトでアクセス数や滞在時間を高める
- 被リンクを増やす
- メンションしてもらう
最低限上の項目の取り組みはしていきたい部分です。
その他にもキーワード選定だったりどれくらい競合がいるのかなど分析も必要だと思いますが、そちらについては別の機会に紹介できたらと思います。
MEOは今後大手企業もどんどん参入していくものです。
気づいたタイミングがチャンスなので、ぜひやれるところからスタートしてみてください。
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