ゲーミングモニターを改めて新調しようと思い、今回は様々な点を重要視して最適なものを購入するための選び方や基準をまとめました。
FPSやTPSゲームなどの大会で使われているものを選べば間違いないと思いますが、それだけじゃないこともわかってきたので選ぶためのポイントをまとめています。
おすすめのものもピックアップして紹介ているので参考に!
- リフレッシュレートや応答速度
- 速さが期待できるおすすめのモニター
- 選ぶ際に重要なこと
上のような内容で記事をまとめています。
目次からチェックしてみて下さい。
【PS4】FPS/TPSに最適なゲーミングモニターの選び方(2020年版)
リフレッシュレートについて
よく注目されているリフレッシュレートについて書いておきます。
リフレッシュレートとは、1秒間に表示できる映像の回数のことを示しており、60Hzであれば1秒間に60回表示、144Hzだったら1秒間に144回表示されるといった形で対応しているモニターによって異なります。
紙芝居で例えられることが多いですがまさにそれで、1秒間の間で最初から終わりまでの動きが一緒でも、その区間の枚数が多いほうがなめらかな動きになるというのがとてもわかりやすいかと思います。
なので、この数値が高ければ高いほど画面の滑らかさが良くなることからFPSやTPSでは高い数値のモニターを選んだほうが良いということになります。
注意点
PS4は60フレームレート(FPS)が上限
フレームレートとはPS4・PCなどゲーム機側の書き換えられる画像枚数
上のことから、PS4はリフレッシュレートが60Hzを上回る事ができないので、144HZに対応しているモニターを利用しても効果を発揮することができません。
今のところ60Hz以上のリフレッシュレートで選ぶのは基本的にPCゲームという頭でOKです。
これはあらかじめ知っておきましょう。
PS4ユーザーであれば、60Hzに対応しているモニターを選ぶのが良いですね。
応答速度
モニターの商品ページなどに記載されている「○ms」で表記されている数値についてです。
- 映像を切り替える速度のこと
- 数値はms(ミリセカンド)で表記
(数値が低いほど速い)
応答速度はFPSやTPSゲームでも重要に感じている部分だと思います。
画面を速く動かすと残像が残ったりすると思いますが、応答速度が良いほどその残像が少なくなり敵の認識がしやすくなります。
モニターの商品ページなどでも応答速度の表記がありますが、それは「最高速度」であるため実際あまり当てにならないと言われています。
大事なのは「平均値」なので、商品ページに記載されている速度が小さいから良いという判断で購入するのは少し危ないかもしれません。
平均値については表記されていない場合がほとんどなので、現状あまり気にする必要はないとも言われています。
PS4であれば応答速度は15ms以下であれば大きな問題はありません。
ゲーミングモニターのパネルの種類で選ぶ
FPSやTPSゲームに向いている液晶パネルがあるのをご存知でしょうか?
実はこのパネルの性能がゲーミングモニターを選ぶ際に最も重要なポイントとなります。
このポイントを覚えておけば、モニターで選びで失敗しづらくなるのでぜひ頭に入れておいてください。
モニターのパネルには下記種類があります。
パネル | 特徴 |
TN | 【応答速度重視で価格も安い】 ・応答速度がとても早い ・値段が安い ・視野角が狭いため複数人で見るのには不向き |
IPS | 【画質がよく応答速度も良いバランス型】 ・応答速度が速い ・視野角が一番広い ・高品質な発色が可能 ・黒色が白っぽくなる ・値段が高い |
VA | 【RPGゲー・映画鑑賞向け】 ・応答速度が遅い ・純粋な黒表現が可能 ・視野角は狭い ・値段が安い |
上の表を見たらわかるとおり、応答速度が速い「TN方式」が一番FPSやTPSゲームに向いているのがわかります。
実際プロゲーマーが集う大会などでもこのTN方式のパネルが使われているモニターです。
まとめると、
- 応答速度を考えて選ぶのであれば、「TN方式」もしくは「IPS方式」で選ぶと良い。
- RPGゲームや映画鑑賞など綺麗さを重視したい場合は「IPS方式」もしくは「VA方式」で選ぶと良い
といった選び方がおすすめです。
もう一つ補足として、パネルにもメーカーがあり、優秀なものとそうでないものがあります。
ここで紹介するのは「AUO」というメーカーのもので、様々な大会で使われていることあってかなり信頼度の高いメーカーになっています。
目的のタイプのパネルが決まったら、AUO製のパネルを利用しているモニターを選ぶとさらに間違いがなく良いモニターを購入できると思います。
応答速度の速さが期待できるおすすめゲーミングモニター
今回まとめた記事から参考にしたゲーミングモニターをピックアップしました。
価格は変動があり、各オンラインショップでで異なることがあるのでそれぞれ確認していただけたらと思います。
ASUS VG245H(約20,000円〜)
CoD(コールオブデューティ)のプロゲーマーも利用する「ASUS」の24インチのゲーミングモニター。
価格も比較的リーズナブルで、一般の方でも利用されている人が多いです。
PCゲームと兼用しようとお考えの方は144Hz以上のリフレッシュレートがおすすめですが、PS4だけで利用するのであればこのゲームモニターなら応答速度も速くて十分なスペックです!
ASUS VG245Hスペック | |
サイズ | 24インチワイド |
パネル表面 | ノングレア非光沢 |
応答速度 | 1㎳ |
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | TN方式 |
解像度 | 1980×1080フルHD |
特徴 | GameFast入力技術 Eye Care テクノロジー GamePlus機能 |
BenQ ZOWIE RL2460S(41,500円〜)
少し価格が他のモニターより高いですが、プロのプレイヤーのシェア率も高い「BENQ」ということもあり人気。
応答速度に関しても問題なし。
このモニターにある「Black eQualizer」という機能が便利で、暗い場所の敵の認識もしやすくなる特徴もあります。
各サイトでのレビューもたくさんあるので、実際に購入した方のコメントも参考にしやすいモニターです。
BenQ ZOWIE RL2460Sスペック | |
サイズ | 24インチワイド |
パネル表面 | ノングレア非光沢 |
応答速度 | 1㎳ |
リフレッシュレート | 60Hz |
パネル | TN方式 |
解像度 | 1980×1080フルHD |
特徴 | ゲームに最適化された画面モードを搭載 暗いシーンでも敵を見つけやすいBlack eQualizer機能 色の鮮やかさを調整できるColor Vibrance機能 |
I-O DATA EX-LDGC252STB(17,500円〜)
PS4に最適なゲーミングモニターとして今回紹介している中で一番価格の安いものになります。
このモニターでは、オーバードライブ機能をONにすることで画面の応答速度を向上させることができ、残像感を少なくしてくれます。
速さだけでなく、映像を自動で判断して最適な明るさにしてくれる機能も搭載しており、かなりコスパの優れたゲーミングモニターです。
BenQ ZOWIE RL2460Sスペック | |
サイズ | 24.5インチ |
パネル表面 | 非光沢 |
応答速度 | 最大0.6㎳ |
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | TN方式 |
解像度 | 1980×1080フルHD |
特徴 | ゲームに最適化された画面モードを搭載 暗いシーンも鮮明に写してくれる「Night Clear Vision」 色の鮮やかさを調整できるColor Vibrance機能 |
すくないですが、今回は3つのゲーミングモニターを紹介しました。
この他にも複数ブランドがありますし、もちろんおすすめできるものもあります。
画面サイズ等も検討しつつ、自分に合う物を探してみてください。
まとめ:PS4でプレイするゲーミングモニター選び(FPS/TPS)
PS4でプレイする際のゲーミングモニターを選びについてまとめました。
モニターサイズはプロゲーマーに支持されている21〜24.5あたりのサイズで紹介しています。
改めてまとめておきます。
- リフレッシュレートは60Hz以上でOKだが、それ以上を選んでもPS4では力を発揮できない
- 商品カタログに記載されている応答速度の表記はあまり当てにならない
- パネルはTNもしくはIPSがおすすめ
といったところ。
FPSやTPSで最も重要なのは応答速度です。
応答速度が早いのを選べばいいという認識をされている方は多いですが、商品などに表記されている「○ms」は最大値であって大事なのは平均値であることは頭に入れておきましょう。
応答速度はパネルによってかなり差があるので、購入する際に一番気にしたいのはパネルの種類になります。
ぜひ購入の参考にしてみて下さい!