今回はFIFINEより発売されている「Ampligame A8」というコンデンサーマイクをレビューさせていただきます。
8000円台で手に入り、何よりUSB接続ができるのでPCだけでなくPlayStationなどにも直接接続することで使用できるのがポイント。
※Xboxへの接続は3.5㎜ジャックの音声チャットケーブルが必要になります。
普段私もコンデンサーマイクを使用していることもあるので、それぞれを聴き比べた音質の比較や「Ampligame A8」本体の質感等詳しくまとめさせていただきました。
今回の記事はFIFINE様より製品提供いただき作成しています。
Ampligame A8の製品情報
公式サイト:製品ページ
タイプ | コンデンサー |
指向性 | カーディオイド (単一指向性) |
動作電圧 | 5V |
周波数特性 | 50Hz-20kHz |
感度 | -43±3dB |
動作電流 | 200mA |
接続 | USB Type-C (mic end) to type-A 2.0 (computer end) |
重さ | 427g |
パッケージ内容
- マイク本体
- 取扱説明書
- USBケーブル(USB Type-C to type-A 2.0 )
- ポップガード
- ピポットマウント
外観
本体の見た目は非常にシンプルな外観で、全体的に黒いマットな仕上がりになっています。
シンプルなのでデスク周りにもなじみやすく良い感じです。
製品中央にはブランドロゴ「FIFINE」が刻印されています。
ロゴが目立たないように配慮されている点がユーザー目線で作られているポイントだなと感じられました。
背面にはゲインを調整するつまみと、マイクのLEDライトを調整するボタンが備わっています。
本体上部にはマイクのON/OFFを切り替えるボタンがあり、裏面にはヘッドホンジャックとUSB接続するためのType-Cポートがあり、ジャックへヘッドホンなどを差し込むことで、マイクに入力した音声を録音すると同時に遅延なくモニタリング
RGBライト
FIFINE Ampligame A8はライティング機能も備わっており、LEDライトを調整するボタンを押すことで好みのカラーを選んで光らせることができます。
このライト機能が必要でない方は、LEDライトを調整するボタンを長押しすればライトをOFFにすることもできます。
マイク性能について
マイク音質
マイク音質はけっこう良い感触でした。
人によっては少しこもった感じがするかもしれませんが、全体的にフラットな音、ある程度の低音感があるまとまった音質に感じています。
個人的にはもう少し高音域が強くても良かったと感じていますが、個人差がある部分なので下へ用意している比較音でも確認してみてください。
普段使用しているaudio-technica AT2050(25,000円)と聞き比べると少しだけ音の厚みが少なく感じていますが、比較対象との価格差が大きいので仕方のない点です。
話す声はしっかり聞き取りやすく、相手に伝えるという点では十分きれいに届けられるコンデンサーマイクです。
比較音声
普段使用しているaudio-technica AT2050(コンデンサーマイク)とEPOS H3(ゲーミングヘッドセット)を用意してFIFINE Ampligame A8と比較しました。
FIFINE Ampligame A8のマイク音声
audio-technica AT2050のマイク音声
※ホワイトノイズはオーディオインターフェイスの不具合です
EPOS H3のマイク音質
比較すると結構違いがわかるのではないでしょうか。
やはりaudio-technica AT2050は全体的にバランスが良くかなりクリアで聴き心地が良いです。
EPOS H3はヘッドセットのマイクの中でも悪くない方だと思っていますが、このように比較すると結構違いが出ますね。
FIFINE Ampligame A8もaudio-technica AT2050にクリアさは劣るものの、かなり頑張っている音質だということが聞き取れました。
集音性・指向性に関して
FIFINE Ampligame A8のポイントである「単一指向性」というところもしっかり試してみました。
前方からの音はしっかり拾ってくれ、横や後ろからの音はしっかり押さえてくれていたのでエアコンや空気清浄機などは全く拾いません。
ただ、キーボードなどを操作する場合は入ってしまうので工夫が必要です。
[st-marumozi-big webicon="" bgcolor="#f3f3f3" bordercolor="" color="#000000" radius="30" margin="0 10px 10px 0" myclass=""キーボードの奥にマイクを置いて録音した場合
キーボードの音はけっこう集音してしまいます。
どうしても集音したくない場合はモニターアームを使用し、口元でマイクを使用する形にするとかなり抑えることができます。
合わせてゲインを下げる調整をすることでより必要な音だけ集音することも可能です。
Ampligame A8のポイント
マイク音質、外観に関しては個人的に優秀な製品だと感じているので、8,000円という価格を考えてもおすすめしやすいポイントとなっています。
Macbook、WindowsなどのPCでの使用はもちろん、PlayStationやXboxでもUSBポートさえあれば接続するだけですぐに使用できる点が優秀です。
すぐに使用できるという点で言えば、ポップガード、ショックマウントがこの製品にすべて付属しているのも良いところ。
ピボットマウントも付属しており、モニターアームへの接続も考慮されています。
ヘッドセットのマイク音質に満足していない方などが、初めて手に取るコンデンサーマイクとしてはとても選びやすい製品です。
ミュート機能もとても良いです。
ミュートがONかOFF化一目でわかるような位置に配置されています。
ミュートボタンがスイッチのようにカチカチ切り替えたりボタンを押すようなタイプではなく、タッチセンサーのように触れるだけでON/OFFが切り替わるので、マイクにそういったきり帰る際の音がほとんど入りません。
ゲームなどでチャットをする程度ならあまり気にならない点ですが、配信などをされる方はこういった点もうれしいポイントになるハズです。
気になった点
気になった点は下のような部分です。
- MacbookなどApple製品への接続には、変換ハブもしくはType-C to Type-Cのケーブルが別途必要なところ
- 高価な製品と比べると音質にクリアさが少し物足りない
- ライティングエフェクトは好みによる
価格を考慮してもあまり気になる点が見当たらない製品でした。
音質にもう少しクリアさが欲しいと言いましたが、あくまで高価格帯のコンデンサーマイクと比較した場合です。
まとめ:FIFINE Ampligame A8 レビュー
今回はFIFINE Ampligame A8のマイク音質・性能についてレビューさせていただきました。
配信を考えている方、ヘッドセットのマイク音より少し良い音質を求められている方にとっては非常にちょうどいい製品です。
見た目もライティングがある点以外はかなりシンプルな部類の外観なので、コンパクトさもあってデスク周りになじみやすいのではないでしょうか。
もちろんLEDライトは消すことができます。
8,000円という低価格帯のコンデンサーマイクですが、ショックマウント、ポップガードもついているのはかなりありがたいポイント。
マイクの音質比較を聞いていただくとわかる通り、ヘッドセットの音質と比べるとかなり変化を感じられますので参考にしてみてください。