今回はゼンハイザー「IE 100 PRO」と低価格帯のイヤホンを聴き比べ、音質などを比較したレビューをまとめました!
比較したイヤホン
- JBL Quantum50(2,800〜3,000円弱)
- EarPods(2,200円)
ゼンハイザー「IE 100 PRO」は1万円弱のイヤホンモニターなので、比較対象の低価格帯イヤホン(2,000〜3,000円)と音質差があるのは当たり前ではあります。
ただこれからワンランク上のイヤホンを購入しようと考えている方にとって少しでも参考になればという趣旨の記事です。
※「IE 100 PRO」はマイクはついていません
ゼンハイザー「IE 100 PRO」音質比較レビュー
音楽鑑賞時の音質比較
JBL Quantum50やEarPodsと比較すると、まず全体的に音の厚みが違う印象を受けました。
「IE 100 PRO」は重低音が効いている音質というわけではなく、低中音域がやや強めなフラットな音質。
それであり音に広さ・奥行きが感じられます。
音がクリアで明瞭感があり音の分離が良いので、声や楽器それぞれがはっきり聞き分けられ音の距離感も感じられます。
音の善し悪しの判断が苦手な方でもEarPodsが結構スカスカな音だったんだなと感じられるのではないですかね。
JBL Quantum50は音がクリアで低価格帯の中でもコスパに優れている優良なイヤホンではありますが、ゲーミングイヤホンとして低音域が控えめで中高音域重視な音に設定されているので、音楽を聴くという面で比較してもかなり差を感じてしまうと思います。
価格帯がぜんぜん異なるとはいえ、「IE 100 PRO」はこれくらい音質の差を感じられるイヤホンです。
ゲーム(APEX)での音質比較
一言でいうと上下左右の定位感がしっかり感じられる音質。
イヤホンでもこんな風に音に奥行きを感じられるんだなと感心しました。
FPSゲームなどではMixAmpなどのイコライザーで設定できるアンプがなくとも足音が聴けますし、敵の位置や銃声の方向も把握するのが容易です。
すごいのが音の場所がめちゃくちゃ繊細に把握できるというところ。
JBL Quantum50も定位感は割と優れている部類だと思っていましたが、更に違いが感じられます。
知り合いなどに射撃の音を出してもらい、目をつぶったままの状態で音がしている方向を探って照準を合わせるということをやってみましたがほぼ相手に視点を合わせることができました。
上下はほんの少しズレが出ることがありましたが、左右に関しては結構な確率でビタで合います。
それくらい音の定位感と分離感が良いのでしょう。
こちらで定位感についてしっかりレビューしています。
⇨【IE 100 PRO レビュー】APEXで足音・定位感などチェックしました
音楽の聴きやすさから、ストーリー性の高いゲームでも臨場感が感じられると思います。
RPGなどソロゲームをする際のイヤホンとして使用するのもおすすめです。
おすすめの使用用途
遮音性が高く、音を大音量にしなくともしっかり音が聴くことができるので、雑音がする環境で聴くにもOKなので、通勤・通学といった普段使い用としても活躍できる製品です。
もちろん本来のイヤホンモニターとしても音の分離感から聴き分けなどもしやすいので、宅録などされる方にもおすすめだと思います。
今回自分はゲーム用として購入しましたが、ゲーム用としても個人的にかなりおすすめなイヤホンになりました。
PS4などのコントローラーに直接接続した際、最大音量にしても音の大きさが足りないといった人もいらっしゃると思いますが、この「IE 100 PRO」は小さめの設定でも大きい音でゲームをプレイできるのでそういう点でもおすすめだと思っています。
まとめ:「IE 100 PRO」を買うべきか
今回のイヤホンをゲームでの使用用途して購入しましたが、普段使いとしても重宝する製品だと感じました。
絶対買うべきとは言わないものの、予算1万円くらいでイヤホンを探している方でゲームと音楽視聴用として併用したい方にはおすすめできる製品です。
同じ1万円程度の価格帯の中でもかなり頑張っているコスパの良い性能だと多くの方も言われています。
自分は普段からよく音楽を聴いたり趣味で自宅でのレコーディング・ミックスなどもたまに行いますが、イヤホンモニターとしてもしっかりした音なので一石二鳥なイヤホンです。
レコーディングなどでは密閉型のヘッドホンが選ばれやすいと思いますが、遮音性が高いかつ装着感も良く耳が痛くならないので音に集中できるのはとても良かったポイント。
ただ先にも言いましたがマイクが付いていないため、電話での会話やゲームでのチャットのやり取りなどには工夫する必要があるので注意してみてください。
別売の「IE PRO BT CONNECTOR」を購入することでBluetooth化することもできるのも個人的にポイントが高いなと思っていて、ゲームでは有線で、通勤や作業時などに聴く際はワイヤレスでという使いわけができるようになるところもいいですね。
完全ワイヤレスというわけではないですが、コードが邪魔になるということはありません。
お金に余裕がある方は是非試してみてください。