前回「JBL QUANTUM 800」についてレビューをまとめていますが、今回改めてこのヘッドセットをしっかり使った後に見えてきた音質について書いています。
このヘッドセットはワイヤレスでの音質とANC(アクティブノイズキャンセリング)が強みであり、JBLならではの低音が魅力ですが良い点と良くない点それぞれあるので、購入をお考えの方の参考になると思います。
接続方法によっても音質が違うのでその辺も詳しく解説しました!
コスパ最強と言われているJBL QUANTUM50のレビューもまとめています
【JBL Quantum 800 ヘッドセット】ワイヤレス音質など詳しくレビュー
今回音質についてレビューしていくわけですが、しばらく使ってみたところで良い点と良くない点がはっきり見えてきたので改めてそれぞれ紹介していくことにしました。
音質以外の部分(とくにマイク音質など)については下へまとめています!
今回はPS4やPS5、PCなどでゲームを楽しむためのヘッドセットとして「JBL QUANTUM 800」についてレビューさせていただいていま ... 続きを見る
【JBL QUANTUM 800】レビュー!設定やマイク音質紹介(PC/PS4/PS5)
音質のレビュー
ワイヤレス接続時の音質について
Quantum 800の良さとしてワイヤレスであることが購入ポイントの一つになると思いますが、重低音の効いた抜群のサウンドで楽しむにはもうひとつ条件がありました。
まずあらかじめ伝えておきたいのが、JBL Quantum 800のポテンシャルを一番発揮するのはPCであるというところです。
WindowsPCにワイヤレスで接続してソフトウェアで調整すると、かなり迫力のある臨場感あふれたサウンドが感じることができます。
○条件
WindowsPCソフトウェア「JBL QuantumENGINE ™」で設定を施す
▶ダウンロードページ
このJBL Quantum 800の魅力を最大限に出すためには、Windowsの専用ソフトウェアである「JBL QuantumENGINE ™」を利用する必要があります。
一番いい音を発揮できるのはWindowsPCで「JBL QuantumENGINE ™」を設定 + ワイヤレス(2.4GHz USB ワイヤレスドングル)での接続という状態であるため、この設定を施せない場合は「JBL QUANTUM 800」の本当の高音質が出せません。
3.5mm接続もバンバン利用したい僕にとってはここが気になる点の一つでした。
かと言ってソフトウェアを利用しないワイヤレス接続の音質が悪いわけではなく、むしろソフトウェアを使用しなくてもワイヤレスヘッドセットの中ではかなり音質が良い部類に入ると思っています。
ワイヤレスヘッドセットでANCもついているヘッドセットですからね。
ANCの効果でかなり周りの環境音などが聞こえず、ゲーム音だけに集中することができます。
参考にしやすいようワイヤレス接続時の音の良さを、それぞれの接続方法で比較したものを下にまとめました。
- □WindowsPC(JBL QuantumENGINE ™で設定)+USB ワイヤレスドングル
ソフトウェアでサラウンド機能を使用すると、臨場感が全く違う一段回上のレベルの音質で楽しむことができる。 - □WindowsPC+Bluetooth接続
低音が強めで高音もクリアですが、QuantumENGINEは利用できない - □Macbook+USB ワイヤレスドングル
WindowsのBluetooth接続と同じく低音も良く高音もクリア。 - □Macbook+Bluetooth接続
USB ワイヤレスドングル接続時よりほんの少し低音が効いていない印象。それでも良い音です!
実際に聴いたら明確にわかりますが、ソフトウェアの効果でかなり音が違います。
ちなみにPS4でワイヤレス接続(USB ワイヤレスドングル)したときの音に関してですが、こちらも低音がしっかり聴いていて音もクリア。
遅延も全く感じることなくプレイできています。
3.5mm接続の音質について
3.5mm接続はヘッドセットの電源を入れないままでもジャックに差すだけで音が流れます。
3.5mm接続時はJBL特有の重低音サウンドよりは中音・高音に寄った音質です。
QuantumENGINEでの設定が一部反映しない(サラウンド機能やANCなど)ため、サラウンド機能を使用しているときより音質に物足りなさを感じると思います。
しかしこの3.5mm接続時はハイレゾオーディオに対応しています。
そのためゲームだけでなく音楽を聴く人にとってもおすすめとなるヘッドセットになっています。
3.5mm接続でゲームをするときの音質は割とフラットに近い音質という認識でOKです。
3.5mm接続時の注意点としては、ヘッドセットのサラウンド機能のON/OFFが使えなくなり、アクティブノイズキャンセリングも機能しなくなります。
足音ゲーに向いているかどうか
僕はこのヘッドセットをゲーム用と音楽用に併用しようと思い購入しました。
ゲームは特にFPSやTPSなど足音ゲーをプレイすることが多いので、このヘッドセットでの足音の聞こえ具合についても書いておきます!
「CoD:MW/WARZONE」で聴き比べました。
※自分はPCでのゲームはしていないのでPS4での感想になります。
ワイヤレスドングル接続
- 足音ははっきり聞こえる
- 低音が強めでコツコツした感じ
3.5mm接続
- 聞こえないことはないがワイヤレス接続と比較すると若干聞こえにくい。
- できればMixAmpやGameDacなどのオーディオ変換器と併用したい。
ちなみにGameDac + Quantum 800をPS4に接続した場合とQuantum 800と直接コントローラーに有線接続した場合を比べると、定位に関しては若干GameDacを介しているほうがわかる印象はありますが、足音の大きさだけで言えば「Quantum 800のヘッドセットをワイヤレス接続した時のほうがはっきり聞こえるんじゃない?」というくらいしっかり聞こえます。
ワイヤレス接続とGameDacを介した3.5mm接続どちらでプレイするか未だに悩むこともあるくらいなので、GameDacやMixAmpなどを持っていないという方でもこのヘッドセットであれば問題なく足音が聞こえるはず。
というわけでQuantum 800のみでも足音ゲーに全然向いています。
低音が強いヘッドセットなので、ApexLegendsの足音も聞きやすい音質ナノではないかと思います。
【JBL Quantum 800 ヘッドセット】ワイヤレス音質などレビューまとめ
音質についてたくさん書きましたが、改めて重要なポイントをまとめておきます!
- ワイヤレス接続時は低音強めで高音の響きも良い
- USBドングルであればワイヤレス接続でも遅延は殆ど感じない
- WindowsPC(JBL QuantumENGINE ™で設定)+USB ワイヤレスドングルでの音質は一味違う素晴らしい音質
- PS4でのプレイもワイヤレス接続なら音質は良い
- 足音ゲーされる方にも問題なくおすすめできる
- PCゲームで真価を発揮するヘッドセット
- 3.5mm接続はハイレゾ音源を楽しむことができる
- ソフトウェアでの設定がWindowsPCでしかできない
良い点が多くなりましたが、これが本音です!
ワイヤレスヘッドセットで良い音質ものを選ぶとするならこれを選んで良いと思います!
ワイヤレス接続で高音質かつアンチノイズキャンセリングですからね。
音質以外の部分では下記の記事へまとめているのでそちらも合わせて参考にしてみてください。
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【JBL QUANTUM 800】レビュー!設定やマイク音質紹介(PC/PS4/PS5)
今回はPS4やPS5、PCなどでゲームを楽しむためのヘッドセットとして「JBL QUANTUM 800」についてレビューさせていただいていま ...
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この記事だけでなく公式サイトやその他レビューなどにも詳しく載っているのでたくさん調べて購入しましょう。