今回は「Next controllers by 株式会社しまリス堂」よりリリースの「プロフリーク2(PRO FREAK2)」に関するレビューをまとめさせていただきました。
今回は新しく「Mid Night(紫)」、「Sunrise Blue(青)」、「Sunse(橙)」、「Daily Green(緑)」の全4種のモデルがリリースとなっており、それぞれの違いや旧モデルと変わった点、選ぶ際のおすすめポイントなどまとめているので参考になれば幸いです。
簡単に特徴を先にお伝えしておきます。
プロフリーク2
- 高さを無段階で微調整できるフリーク
- 世界で最も低いフリーク
- 日本製で高品質
- 特許取得技術
- 旧モデルからよりグリップ力アップ
今回は株式会社しまリス堂様より提供のもと執筆しております。
Frontier9 SNS:@yuy762 / frontier9yu
目次
プロフリーク2の特徴・製品情報
「Next controllers by 株式会社しまリス堂」
Amazon価格:2,178円
公式サイト|PRO FREAK / @shimarisudou
プロフリーク2の大きな特徴は、特許取得技術による無段階で高さを調整できるという点がひとつと、旧モデルにはなかったより低い高さのフリークというところが強みとなっています。
しかもプロフリーク2では世界で最も背が低いフリーク(2.7mm~)がラインナップされており、手が小さい女の方にもマッチしやすい製品。
日本製で高品質という点もプロフリーク2の強みですし、表面のゴム素材も改良され旧モデルより滑りにくくなっているので、是非レビューを詳しくみてもらえたらと思います。
プロフリーク2の種類について
プロフリーク2は「Mid Night(紫)」、「Sunrise Blue(青)」、「Sunse(橙)」、「Daily Green(緑)」の4種類で展開されており、大きく分けると下のようになっています。
タイプ | 製品 |
凸型 (2.7mm~) |
「Sunse(橙)」 「Daily Green(緑)」 |
凹型 (4.9mm~) |
「Mid Night(紫)」 「Sunrise Blue(青)」 |
凸型の「Sunset(橙)」と「Daily Green(緑)」が最低値が2.7mmの世界で最も低いフリークとなっており、凹型の「Mid Night(紫)」と「Sunrise Blue(青)」も最低値が4.9mmとかなり低い設定のフリークになっています。
一般的なフリークは11mm前後の高さが多いので、それと比べるとかなり低いことがわかるのではないでしょうか。
フリークの土台はショートタイプとロングタイプがあり、凸型・凹型どちらも高さは同じです。
凸型と凹型で高さに差が出るのは、凹型のフリークの場合、表面に凹みを作る高さを確保する必要があるからだと思われます。
上は「プロフリーク/Aoi(11mm)」と「プロフリーク2/Mid Night(8mm)」それぞれを最大の高さにして並べたものです。
プロフリーク2はかなり低い設定のフリークだということがわかりますね。
日本製で高品質、耐久性も◎
プロフリークシリーズ全般の製品に言えることですが、作りがめちゃしっかりしています。
たとえば、大手フリークのKontrolFreekなどではスティックを倒した際にコントローラー本体へ干渉し舞うものもありますが、プロフリークはMAXまで倒してもコントローラー本体へ干渉しません。
スティックへはめ込む爪の部分もガッチリはまっているので、コントローラー本体との隙間もなくしっかりフィットしています。
ユーザー目線で作られているところがすごく感じられますし、日本製というところも信頼性が高いです。
プロフリーク2の耐久性は使用期間も短いため今はまだ何とも言えないところですが、「プロフリーク/Aoi」に関しては約1年4か月ほどほぼ毎日使用している今も全然現役で使えています。
こちらがその「プロフリーク/Aoi」ですが、表面の劣化もほとんど感じらないのでまだまだ使えます。
プロフリーク2の4種もおそらくしっかりした耐久性がある製品でしょう。
一つずつ使えば倍長持ちするので、すぐに買い替えるような必要もありません。
高さと調整について
「プロフリーク2/」には2つのフリークが封入されていますが、土台部分がそれぞれ異なる仕様で高さも異なります。
高さを測る方法として、黄色い土台の部分でコントローラー本体のスティックてっぺんがフリークと接触する部分を考慮して計測した場合は、「最も低い設定で約6mm・最も高い設定で10mm」といった高さになっていました。
株式会社しまリス堂(Next controllers)の公式サイトページでは、左の画像のように土台のてっぺん部分から計測した高さで表記されています。
その場合の「プロフリーク2/Mid Night」の高さは、「最も低い設定では5mm・最も高い設定では8mm」といった高さになっているので参考に。
プロフリーク2の一番の強みである高さの調整についてです。
上の画像にある黄色の土台へ丸い紫色のパーツをネジを締めるような感覚ではめていきます。
紫のパーツをネジのように回すことで位置を決められるので、自分の好みの高さが設定できます
高さを設置した後は、ゴム製のパーツ(グリップ)を同じようにネジをはめる感覚で締めていけば終わりです。
使用可能なコントローラー
基本的にはPS4・PS5・Switchプロコンなどで使用可能です。
今回私はXboxでの検証はできておりませんが、一部のカスタムコントローラーでは使用できました。
上のスティックは「GameSir G7」というXboxのカスタムコントローラーです。
「GameSir G7」のスティック表面の直径が18mmで、高さが4.5mmほど。
スティックへプロフリーク2を取り付ける際は、表面の滑り止め加工もあるせいかかなり硬さがありました。
ちなみにPS4とXboxの純正コントローラーは下の数値です。
- PS4:直径18mm、高さ4mm
- Xbox One:直径17mm、高さ4mm
カスタムコントローラーの場合はスティックにかなり違いがあるため、実際に取り付けてみないとわからない部分です。
PS4・PS5・Switchプロコン以外で使用される場合は注意してみてください。
旧モデルから変わった点
表面の大きさが小さくなっている
プロフリーク/Aoiとプロフリーク2(全種)を比較してみましたが、指が触れる表面の大きさが一回り小さくなっていました。
使用している感じでは指の接地面が少し減って違和感はありましたが、大きな影響があるようには感じていません。
個人的には「Aoi」の表面の方が少し柔らかさがあり、指のフィット感があるように感じています。
旧モデルのAka/Midoriの表面はAoi以上に広いので参考にしてみてください
もう一つ細かい点ではありますが、高さを調節する「ネジ止め」が旧モデルより細くなっています。
画像の紫が新型のプロフリーク2で、青がプロフリーク/Aoiです。
ネジ止めを細くすることにより、さらに低い高さを実現されている模様。
より低さを求めるためにかなり拘っていることが感じられました。
旧モデルよりグリップ力がUPしている
先にお伝えしておきますが、愛用している「プロフリーク/Aoi」は改良されて発売されているため、かなりグリップ力も良いです。
そして、個人的にはプロフリークの中では最もお気に入りになっています。
そういった点もあるので「プロフリーク/Aoi」は省きますが、所持しているMidoriと比較するとグリップ力は明らかに良くなっていることがわかりました。
どちらもエラストマー素材採用なのですが、硬さによってグリップ力が違うみたいですね。
MidoriやAkaはツルツルで硬めな素材でしたが、プロフリーク2に関してはどれも柔らかめな素材になっており、凹凸のあるグリップ形状も相まってより指の踏ん張りが効くようになっています。
凸型のフリークは凹型より滑りやすそうな印象があると思いますが、「Sunset」と「Daily Green」はどちらも簡単に滑ることはないです。
もちろん手汗による多少の滑りが起きることはあるかもしれませんが、旧モデルと比べると表面も柔らかくしっかりと改善されているのは間違いありません。
プロフリーク2の使用感レビュー
実際にプロフリーク2を使用してApexLegendsやCoDといったFPSゲームをプレイしてみました。
まず、プロフリーク2を使用していない場合と使用した場合とで比較すると、下のような違いがあります。
操作感も良好
プロフリーク2に限らず、フリークを使用すると繊細な操作がしやすくなることは間違いありません。
ただ、フリークの高さが高ければ高いほど細かい操作ができますが、自分の手に合うかは別の話です。
そもそも自分の手に合わないフリークでは、「ボタンからスティックへの移動がスムーズにできない」といったことや、「誤操作が起きてしまう」など安定性がなくなってしまいます。
その点プロフリーク2は、「あともう少し高かったら、もう少し低かったら」という不満を解消してくれる素晴らしい機能が備わっているので、手が小さめな私にもベストな高さを見つけることができ、不快感なくゲームをプレイできました。
他のフリークにありがちな「自分の手に合わない可能性」を大きく下げられるところは、購入するユーザーにとってうれしいポイントになるはずです。
グリップ感のおかげでエイムも安定
プロフリーク2は繊細な操作が可能になるという点もありますが、エイムが安定するというところにも期待ができるポイント。
今回グリップ力に関してもかなり大きな改善がされていたので、指の滑りによるエイムのズレが軽減されることも期待できます。
スティックが滑るとエイムもズレるのは当然なので、グリップ力があって指が引っかかりやすくなったところはよりおすすめしやすいポイントになりました。
もちろんこう言った効果は期待できますが、ゲームが劇的にうまくなったりエイムがめちゃくちゃ良くなるというわけではないので理解しておきましょう。
プロフリーク2の選び方
今回プロフリーク2は4種がリリースとなっているので、それぞれどれを選べばよいかわからない方に向けてまとめてみました。
フリークの高さで選ぶ場合
プロフリーク2は基本的にすべて高さが低いフリークとなっています。
一般的なフリークは11mm前後のものが多いですが、プロフリーク2は最大でも8mmと低く設定されているので手が小さい方も選びやすい製品です。
その中でも低いものを選ぶのであれば「Sunset(橙)」と「Daily Green(緑)」になりますが、手持ちのコントローラーのスティックをもっと滑らないようにしたいという用途で選ぶのもいいのではないでしょうか。
「Mid Night(紫)」と「Sunrise Blue(青)」も最も低い設定であれば4.9mmです。
これもかなり低いので、凹型で選びたい方はこちらを選択するのが良いと思います。
コントローラーの持ち方で選ぶ
親指の腹で操作する方
コントローラーを深めに持って親指の腹で操作するタイプの方は「Mid Night」もしくは「Sunrise Blue」がおすすめです。
凹型なので親指のフィット感がしっかりするため、指がズレにくい分凸型より操作がしやすいと感じています。
ただ、正直なところ個人的には「プロフリーク/Aoi」の方がグリップ力とフィット感が感じられるため、低いフリークを求めない方は「プロフリーク/Aoi」も選択肢に入れてみて欲しいところ。
「Mid Night(紫)」と「Sunrise Blue(青)」どちらを選ぶかに関してですが、若干グリップ感が「Sunrise Blue(青)」の方があるようには感じましたが、人によって感じ方が違うと思うレベルです。
高さも同じなのでそこまで大きな差はないと感じています。
なので、グリップの形状とや色の好みで選んで問題ありません。
親指の先で操作する方
指先を使って操作する方は凸型の「Sunset」もしくは「Daily Green」がおすすめです。
指先で操作する場合、凹型と凸型では指の接地する面が全然違うため凸型の方がグリップ感が増して安定します。
凸型は滑りやすそうに思われますが、表面は柔らかめな素材でツルツルすることもなくしっかり指が引っかかるため指はズレにくいです。
「Sunset(橙)」と「Daily Green(緑)」でどちらを選ぶかに関してですが、こちらも凹型と同様に色の好みやグリップの形状で選んでも良いと思います。
実際に使用感を比べてみてはいますが、グリップ力はほとんど変わりません。
外側の形状的に「Daily Green(緑)」の方が引っかかりやすそうではありますが、「Sunset(橙)」はグリップ部分がより薄く柔らかさがあるように感じられます。
良かった点・気になった点
良かった点
- 無段階の高さ調整機能が唯一
- 表面がツルツルではなくなってより滑りにくくなっていた
(Aka/Midoriと比較) - 手が小さい方の選択肢が広がった
- 1,980円と競合フリークより安め
- 操作感も良く細かいスティック操作もしやすい
- 丁寧な作りでユーザー目線の製品
良い点は上のようなところになりました。
旧モデルは元々2,480円だったのですが、プロフリーク2は1,980円と低い価格設定になっているのは少し驚きました。
全体的にクオリティがアップしているのに価格が低くなっているのは、ユーザーのことも考えられていてうれしいところ。
これまでにフリークの最大手であるKontrolFreekの製品も使用してきましたが、最終的にプロフリークを選んで使用するようになっています。
個人的にはKontrolFreekも抜くくらい人気が出るのではないかと感じました。
気になった点
- もう一回り(1mm程度)表面が大きいとうれしい
(好みの問題かも) - Aoiと比べると表面が少し硬い
- 凹型「Mid Night(紫)とSunrise Blue(青)」、凸型「Sunset(橙)とDaily Green(緑)」の違い少し曖昧
個人的に一番のお気に入りである「プロフリーク/Aoi」と比較すると、表面の質感に少し差を感じました。
Aoiはプロフリーク2よりグリップ部分が柔らかい感触になっており、フィット感もあって価格が少し高い分1ランク上の製品という印象です。
表面の大きさはそこまで気になるわけではなく、Aoiを使っている分少しだけ違和感を感じたというところです。
より気になったのは「凹型のMid Night(紫)とSunrise Blue(青)違い」と「凸型のSunset(橙)とDaily Green(緑)それぞれの違い」です。
プロフリーク2は4種類ありますが、それぞれの種類ごとにもっとはっきりした違いがあるとより選ぶ要素があって面白かったのかなというところがあります。
まとめ:新型【プロフリーク2 レビュー】
気になったところも一部ありましたが、プロフリーク2は基本的に満足度の高い製品です。
全体的に旧モデルよりしっかりクオリティが上がっていましたし、なにより手が小さめな自分にとって適したフリークだったので今後もしっかり活躍してるはずだと思います。
旧モデルであまりしっくりこなかった方も、今一度プロフリーク2を手にしてみてください。
凸型は思った以上に良く仕上がっており、普段凹型を使用している自分でもかなり使いやすく感じます。
旧モデルのツルツル感は全くなく、しっかりグリップ力が上がっていました。
結論私が「どれを選ぶ?」と聞かれた場合は、凹型が好みであること・色合い・親指の触れる感触から「Sunrise Blue」を選ぶと思います。
個人的な感想になりますが、是非参考にしてみてください。