今回はプロバイダを「OCN」から「GMOとくとくBB」に変更したので、それによるネット回線速度の変化について記事へまとめていきます!
「プロバイダを替えるとネット回線が速くなる」という話はよく耳にしますが、実際に変更してみたところその他に問題点が出てきたので今から変えてみようとしている方はこの記事を参考にしてみてほしいです。
結論から言うとネット回線速度は良くなりましたし、月額費用も安くなったので結果的にはプロバイダを変更したことは良かったです。
しかし、GMOとくとくBBに乗り換えなかったほうが良かった点も出てきたので、そちらは注意点にまとめています。
GMOとくとくBBにしようと考えている方はこちらの記事に書いた部分から参考にしてみてください。
目次
【プロバイダ変更】OCNからGMOに替えた結果、ネット回線速度の比較
前回はルーターを変更した際の回線速度変化をまとめましたが、今回はプロバイダの変更とネット回線速度の変化を比較しています!
ルーター変更の回線速度比較について↓
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ルーターを替えるだけでネット回線速度がどれくらい速くなったかについて
今回自分が使っているルーターを新しいものに買い換えて設置したので、それによってネット回線速度がどれくらい変わったのか、速くなったのかについて ...
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今回僕はドコモ光の「OCN」のプロバイダを利用していましたが、今回このOCNから「GMOとくとくBB」というプロバイダに変更しました。
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変更した理由はOCNでの通信障害が頻繁に起きていたりしていたのと、IPv6方式での通信が可能なサービスに変更するため。
※ 2020年6月より「OCN光 IPoEサービス」が有料ではなく標準で提供開始されています。
GMOとくとくBBではIPv6に対応のルーターを無料でレンタルしてくれるのもありがたいところでした!
実際にドコモの店舗でもプロバイダの相談してみたところ、おすすめなのが「GMOとくとくBB」だったのでこちらに変更することを決めました。
僕がGMOへプロバイダ変更依頼した直後に、OCNでもIPv6方式での通信が可能なサービスが標準提供開始されたので、別にプロバイダを変更する必要はなかったかもしれませんね。
プロバイダ変更によるネット回線速度の比較
あらかじめ記録しておいたスピードテストの結果を記載しておきます。
プロバイダ変更前のスピード
ルーターのみ変更後のPCで有線接続した際の回線速度が下の画像の数値です。
100Mbpsには届いていないですが、動画視聴などには特に問題ない数値なのでこの程度であれば特に気になるレベルはないですね。
プロバイダ変更後のスピード
こちらが変更後の有線接続した際の数値です。
プロバイダ変更前と比べるとPINGの数値以外は下がっているように見えますが、数回測ってみてもこのラインで前後しており、変更後の上りと下りの数値が高い場合もあったので、プロバイダの変更をしたことによってスピードが下がった、もしくは上がったと結論はつけがたい結果でした。
ここでちょっと「納得行かないと」思ったので、色々調べてみることに。
ネット回線速度が100Mbpsを超えない理由があった。
よく分からないなりにもまず試してみたのが、前回の記事で紹介した新しいルーターへLANケーブルを直接挿してPCで計測するという方法。
この方法で計測してみると数値が大きく変わりました。
下りは72.7Mbpsと低い数値になりましたが、上りは534.17Mbpsと自分の家では見たことなかった数値が出ていました。
(計測サイト:https://www.speedtest.net/)
改めて別の計測サイトでも測ってみたところ、
下りが600Mbpsを超えるまで出るようになっていました。
(GMOの計測ページ)
計測するサイトによって数値に結構なばらつきがありますが、このサイトがわかりやすいのかなと思います。
何度か測ってみてもこの数値を前後していたので、これくらいの回線スピードが確保できるようになっているようです。
(時間帯や接続環境によって変動はあります)
宅内LANパネルに制限がかかっていた
ルーターに直接つなげた結果の数値が大きく変わったことで、ようやくLANケーブルを利用しているのに回線速度が100Mbps以上でなかった原因がわかりました。
僕の場合ですが、原因は宅内LANパネルにあったようです。
宅内LANパネルは自宅のLANコンセントからも有線でネット接続できるようにするやつですね。
この宅内LANパネルが100Mbpsまでしか対応していないものだったために、有線でも期待している回線速度が出ない状態だったことがわかりました。
この宅内LANパネルを替えないと、自宅に設備されているLANコンセント経由の回線は100Mbps以下になってしまいます。
LANパネルを替えるのにはこれまたお金がかかるので、現状対策としてはルーターから有線で接続する形を取ることで一旦しのぐ形にしました。
一応参考までにですが、販売されているものは下のようなものがあります。
自宅の宅内LANパネルは2階にありルーターも2階に設置中。
実際に作業やゲームをする場所は1階であり、ルーターまでは距離があるので長いLANケーブルを用意してとりあえず対応することにしました。
最終的にはルーターを繋ぐことで解決しましたが、今後はこの宅内LANパネルも替えて長い配線をスマートにしていく必要がありますね。
(流石に家の中でLANケーブル20mは邪魔すぎる。)
結局プロバイダを変更してネット回線速度は上がったのか?
話が脱線してしまいましたが、改めて「OCN」から「GMOとくとくBB」へ変更したことによってネット回線は良くなったのかについて記載していおきます。
予めOCNの時に計測しておいた有線接続での数値は100Mbpsの上限があったため参考にはできないと判断し、Wi-Fiでの速度で比較しておきます。
【OCNでのWi-Fi】 【GMOでのWi-Fi】 |
スマホのWi-Fiで計測した数値では上のような結果でした。
午後10時頃での比較はGMOとくとくBBの方が安定して高い数値です。
OCNで計測していたときはIPv4であり、GMOに変えてからはIPv6での接続(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続)なのでネット回線速度が良くなるのは当然の結果でもあります。
結果的にはプロバイダを変更したことで回線速度はアップしましたが、今回の例でいうとIPv4からIPv6の接続回線になったということが速度アップした理由としてあげられると思います。
GMOとくとくBBの注意点
この注意点はしっかり把握しておかないと痛い目を観るので、是非目を通しておいてください。
GMOとくとくBBはネット回線が確かに速いです。
ですが、これはV6プラスというIPv6での接続(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続)であるから。
V6プラスでの接続で回線速度は早くなり快適にはなりましたが、PS4のオンラインプレイが困難になりました。
それもそのはず、PS4が基本的にIPv6に対応していないのでしょうがありません。
全くできないわけではないですが、プレイ中にタイムラグが発生したりゲームプレイ中に落ちてしまったりと結構ストレスです。
そういった面が不満だったので、いったんGMOとくとくBBのV6プラスからIPv4での接続にしてみました。(GMOへメールで依頼)
するとPS4でのプレイはラグや落ちることも少なくなり、問題なくできるようになりました。
GMOとくとくBBのIPv4様子を見ることになりましたが、これまた残念な部分が出てきます。
混雑時の回線速度がめちゃくちゃ悪い。
よる19時ごろから24時頃まではほとんど一桁Mbps。
PS4ではオンラインゲームに入ることすらできないことも多々あります。
OCNのIPv4では混雑時でも30Mbps以上は確保できていたのに、GMOとくとくBBの方ではこんなに悪い数値。
動画を視聴するのも少々困難なレベルなので、GMOとくとくBBでのIPv4に限ってはおすすめできません。
この注意点は絶対把握しておきたい部分だと思うので、乗り換えをお考えの方は注意してみてください。
まとめ:【プロバイダ変更】OCNからGMOに替えた結果
改めて今回「OCN」から「GMOとくとくBB」へプロバイダを変更した結果をまとめておきます。
プロバイダの変更手続きに3000円の手数料がかかりましたが、V6プラスであれば全体的なネット回線速度も良くなったのでおすすめできるプロバイダだと言えます。
ただし注意点もあるので、改めて下にまとめておきます。
- GMOのとくとくBBではV6プラスのみおすすめ
- V6プラスはネット回線がかなり速くておすすめ
- PS4などIPv6非対応のゲームをするユーザーにはおすすめしない。
- オンラインゲームなどはラグいしパケットロスが起こる。
- IPv4での利用は混雑な時間帯は動画の視聴もスムーズではない
上を踏まえて言うと、PS4などのIPv6に対応していないゲームなどをプレイする場合はGMOとくとくBBはおすすめできません。
ゲームなどをしない方であれば、快適なネット環境で満足できると思います!
詳細は→GMOとくとくBBのドコモ光
今回回線速度が良くなった大きな理由は、プロバイダを変更したというよりIPv4からIPV6での接続が可能になったというところだと思うので、OCNよりGMOのほうがネット回線が速いという結果ではないのでそこは注意したいところ。
ただOCNでは通信障害が結構短いスパンで起きていたので、GMOに替えることでこれがなくなったのは良かった点ですね。
もう少しOCNでの「IPoEサービス標準提供」が早ければ、プロバイダを替えずにOCNのまま様子を見ていたと思いますが。
この記事を読んでいる方でプロバイダの変更を考えている方は、今一度下の項目を見て自分の契約状況などを調べた上で検討すると良いのではないかと思います!
- 現在の接続方式がIPv4なのかIPv6なのか
- 宅内LANパネルのせいで速度制限がかかっていないか
- LANケーブルの規格は問題ないか
- ルーターが古くないか(IPv6に対応していないなど)
この他にもあると思いますが、変更前に一度確認してみてください。
今回は以上です!
IPv6にすると、PS4オンラインプレイ時の回線が悪くなるという声が僕に限らずたくさんあります。
そちらについては実際に検証した内容で記事も書いていますので、詳細についてや対処法など気になる方は読んで見てください!
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