今回の記事ではPS5やPS4などCS機でプレイされている方の中で、「もう少し自分のマイクの音質良くしたい」といった方に向けたコンデンサーマイクを使用する方法という内容でまとめました。
おすすめのマイクも紹介しています!
すでにコンデンサーマイクを持っているが、USBで接続できるタイプではないという方がPS5・PS4へ接続できる方法も記載しているので安心して読み進めてください。
マイク音質に関しては基本的に仲間内でボイスチャットをやり取りする分はそこまでこだわる必要はないかもしれませんが、配信や動画をアップしていくようなスタンスの方はマイク音質に関しては絶対意識しておきたいところなので、今回の記事でコンデンサーマイクを使用する参考になれば幸いです。
コンデンサーマイクを使用する前提のお話
コンデンサーマイクは基本的に一般的なヘッドセットに付いているマイクよりもマイク音質は向上する場合がほとんどですが、感度が非常に高く離れた距離の音も拾いやすいため環境音を普通に拾ってしまいます。
一方方向からの音しか集音しない単一指向性マイクであれど、周りでテレビの音や人の声があればどうしても入ってしまう事が多いです。
なので、環境音を入れたくないのであればできる限り静かな環境で行うのが理想的。
環境音の例
- 扇風機やエアコンの音
- コントローラーのカチャカチャ音
- PCのファンの音など
こういった音はマイクに入ってしまう可能性が高いので、できるだけ避けたい場合はコンデンサーマイクの入力レベルを極力下げてマイクと口との距離を近づけるといった工夫をする必要があると思います。
楽曲を録音するようなシビアなものではないのでそこまで気にしなくて良いとも考えられますが、生放送など修正が効かない環境ではかなり気を使う必要もあると思うので注意しておきましょう。
PS5やPS4でコンデンサーマイクを使用する方法
USB接続できるコンデンサーマイクを選ぶ
必要なもの
USB接続可能なコンデンサーマイク
PS5やPS4でコンデンサーマイクを使用するということなので、接続する前提としてはUSBで接続できるタイプが一番簡単で選びやすいと思います。
といってもかなり多くのコンデンサーマイクが販売されているためどれを選べばいいか迷ってしまうと思うので、おすすめしたいコンデンサーマイクを一つピックアップしました。
HyperX SoloCast
コスパがめちゃめちゃ良くかなり多くの方に使用されている人気のHyperX SoloCast。
比較的発売からまだ新しいもので、価格が約8,000円とかなり低価格なので初めてコンデンサーマイクを使う方にとっても手に取りやすいものだと思いピックアップしました。
実際に使用しているフレンドの声をボイスチャットで聞いた感想ですが、「この値段でこの音質?」となるくらいかなり良いのではないかと思っています。
懸念点があるとすれば、卓上で使用するとデスクの振動などが伝わるのでマイクに雑音が入ってしまうことがあるところや、PSのボイスチャットではミュートをする時に小さな音で「ポツっ」という音が聞こえるといったところ。
マイクアームを使用すれば振動は抑えられるので、気になる方はそちらも検討してみてください。
ちなみにレビューなど調べてみましたが、ミュート時の音はDiscordでは聞こえないようですね。
普通に1〜2万円するマイクと比較しても引けを取らない音質のマイクなので、USB接続可能なコンデンサーマイクとしては現在一番のおすすめになります。
audio-technica AT2040
※コンデンサーマイクではありません”
もう一つどうしてもおすすめしておきたいのがaudio-technica AT2040というマイクで、これはコンデンサーマイクではなくダイナミックマイクなのですが、HyperX SoloCastと同じくUSBで簡単に接続できるタイプになっています。
これを推したい理由ですが、部屋の環境音を最小限に抑えられる自宅で配信するクリエイター向けのマイクとして作られているもので、ハイパーカーディオイドという単一指向性以上に必要な音だけを吸音できる特性があるためです。
コンデンサーマイクを選びたいなどこだわりのない方は、個人的には「HyperX SoloCast」よりおすすめになると思うので興味がある方は目を通してみてください。
価格は16,000円程と「HyperX SoloCast」より値段は高いです。
USB接続できないコンデンサーマイクを使用する
自分はUSB接続ができないコンデンサーマイクの「audio-technica AT2050」をPS4で使用しているので、そちらの接続方法について紹介しておきます。
必要なもの
USB接続できないコンデンサーマイク
※この場合はオーディオインターフェースも必要
コンデンサーマイク
オーディオインターフェース
USBで接続できないコンデンサーマイクは、48Vファンタム電源の供給が可能なオーディオインターフェース(CLASSIC PRO / CAI16U)を介してUSBでPS4等に接続します。
こちらに「CAI16U」の先端を差して接続。
【オーディオインターフェースの裏側】
裏側にUSBケーブルを接続してCS機へ。
ON/OFFボタンがあり、こちらでマイクをミュートすることも可能。
もちろんPCでの使用も可能です。
個人的にめちゃめちゃ重宝しており、かなりの頻度で2年以上使用しています。
少しランクの高いコンデンサーマイク使いたい方や、すでにコンデンサーマイクを持っている方には参考になると思いますが、持っていないのであればUSB接続でできる物を選ぶ方法で問題ありません。
参考までに自分が使用しているマイクとオーディオインターフェースを共有しておきます!
「CLASSIC PRO / CAI16U」はAmazonや楽天市場でも取り扱いされていますが、上に紹介しているサウンドハウスで購入するのが一番安く購入できるのでもしお求めになる方は参考にしてみてください。
接続方法(PS4/PS5の設定)
ヘッドセット(マイク付きイヤホン等)ではなく、イヤホン・ヘッドホンと別でマイクを接続する場合は設定画面で変更しなければならない点があります。
上に紹介したどちらの方法にも当てはまることなので下の方法を参考に接続してみてください。
MixAmpやGameDacを接続する場合は注意点もあるので後半にまとめています。
PS4の場合
「オーディオ機器」の項目にある「出力機器を自動で切り替える」のチェックを外す
PS5の場合
「サウンド」の項目の「音声出力」にある「自動で出力機器を切り替え」をOFFにする
この状態にしておきます。
その後下の工程で接続してみてください。
ポイント
①まず先に出力させるためのヘッドホンもしくはイヤホンを接続しておく
※コントローラー、USBいずれかで接続。
②オーディオインターフェースをUSBでゲーム機へ接続する
③設定画面を確認し、出力がイヤホンもしくはヘッドホンになっており、入力が「※USBヘッドセット(USB Audio Device)」になっているか確認
※CAI16Uの場合はUSBヘッドセット(USB Audio Device)という表記になっていると思います。
自分の場合はこの接続方法で問題なく機能しているので、この形で接続される方は参考にしてみてください。
アンプを使用する場合と注意点
MixAmp、GameDacどちらも持っているので接続して試してみました。
※予めお伝えしておくと、MixAmpを使用すると上手く機能しない可能性があります。
GameDacの場合
GameDacを利用している方は、GameDacを接続した後にPS4/PS5の設定画面から出力がGameDacになっていることを確認します。
次にコンデンサーマイクに接続したCAI16U(オーディオインターフェース)とPS4/PS5をUSBで接続して完了です。
一応出力と入力がそれぞれのデバイスになっているか確認してみてください。
この流れで接続することで問題なく機能しており、コンデンサーマイクを使ってパーティーチャット内でのやり取りすることが可能でした。
MixAmpの場合
MixAmpの場合も手順はGameDacの方法と同じで行いました。
MixAmpを接続した後にPS4/PS5の設定画面から出力がMixAmpになっていることを確認。
次にコンデンサーマイクに接続したCAI16U(オーディオインターフェース)とPS4/PS5をUSBで接続して完了。
設定画面で出力と入力がそれぞれのデバイスになっているかを確認。
この方法でGameDacと同じような状態で試してみましたが、MixAmpではパーティーチャットでのやり取りが上手くできませんでした。
ヘッドセットからのゲーム音が聞こえなかったり相手に声が伝わらなかったりしたので、MixAmpとの相性は悪いように思われます。
MixAmpを使用する場合は気をつけてみてください!
まとめ:PS5やPS4でコンデンサーマイクを使用する接続方法
以上がPS5やPS4でコンデンサーマイクを接続する方法になります。
これからコンデンサーマイクを買って配信などに使おう考えている方は、基本的にUSB接続できるものを選べば特に戸惑いなくできると思います。
USB接続できないコンデンサーマイクをお持ちの方は、新しいコンデンサーマイクを導入せずオーディオインターフェースを使用することで接続できるようになるので、必要な場合は購入して試してみてください。
「ヘッドセットの音質は問題ないけどマイク音が気になる」という悩みが実際に自分もあったので、もし同じような悩みでこの記事が少しでも参考になっていれば幸いです!
今回はコンデンサーマイクで紹介していますが、一部で紹介したダイナミックマイクでもほとんど同じような形で接続できるものもあるので、自分の環境や用途に合わせて選んでみて下さい。