ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)より「Tapo C110」というネットワークカメラが6月9日に発売されました。
主にペットや赤ちゃんを見守るような使用用途で、遠く離れた場所でもリアルタイムでカメラに映る状況を確認することができます。
今回はこの「Tapo C110」を使用させて頂く機会を頂き、率直な感想など細かなレビューを記事にまとめたので購入時の参考になれば幸いです。

製品のポイント
- Wi-Fi環境とスマホがあればOK
- 設定がとにかく簡単
- 低価格で機能性もよく画質も良い
- 音声アシスタント対応
「Tapo C110」製品情報

公式サイト⇨製品ページ
Twitter⇨ティーピーリンクジャパン【公式】
ポイント
- 3MPの超高画質映像
- ナイトビジョン搭載
- 通話可能
- 動体検知で通知、アラート音とライトで警告も可能
- microSD保存(最大256GB)

もう少し詳しい製品の仕様については公式ページより参考にしていただけたらと思います。
主な使用用途
- 子供やペットの見守り用
- 玄関や駐車場などのセキュリティ対策用
基本的には屋内での「見守り用」などに使用できます最適です。
駐車場などに設置して「防犯対策用」としても使用できます。
※メーカーは見守り用途としての利用を推奨されています
アプリでは最大32台のカメラを管理することができ、4台まで同時視聴することもできるのでオフィスなどに複数設置して防犯対策に使用するという事もできそうですね。
「Tapo C110」レビュー
外観について

見た目がとてもシンプルであり、本体サイズは67.6×54.8×98.9mm(幅×奥行×高さ)とかなりコンパクトで軽いのが特徴です。
壁などに設置するためのマウントとネジが付属していますが、本体が軽いため接着剤などで設置しても重さで取れる心配が少ないのも良い点だと思います。


上のように可動域もしっかりしているので、平行な場所においたり壁に貼り付けたり場所を選ばず目的の場所を撮影することが可能です。

設定が簡単


- スマホへアプリをダウンロード
- Tapo C110を電源アダプターへ接続
- アプリで本体をWi-Fiへ接続
- アプリでカメラへ接続
初回利用時はスマホアプリを入れてメールアドレスとパスワードを入力する必要がありますが、基本的には「Tapo C110」本体と付属のアダプターを接続するだけでOKです。
スマホアプリでの設定は画面の指示通り進めるだけなので基本的にスマホを使っている方にとってはそこまで難しい点はありません。
操作もスマホアプリで全て完結するので難しいと感じるところなく快適です。
アプリを入れていない方は上などからダウンロードしておいてください。
カメラの画質について
- 300万画素の高画質でクリアできれいに撮影できる。
- タップやピンチアウトで任意の場所をズームできる。
- ナイトモードでも鮮明に記録できる。
- 自動・日中・おやすみの3つのモード搭載

3MPの高画質カメラ映像とのことで、上のようにかなりクリアな画質で記録できます。
少し離れた場所でも意外としっかり写してくれるので、人物やペットなどの表情も確認できやすいです。

画面をタップしたりピンチアウト(2本の指で同時にタッチして拡大)で、常時ズームを行うことができます。
ある程度のズームでは画質がそこまで潰れないので、移動したペットなどをズームで追っても割と見やすい映像で撮影が可能です。

流石に最大付近までズームにすると結構ぼやけてしまいますが、価格と機能を考えても十分です。

上の画像はナイトモードで撮影したものです。
部屋は光一つない真っ暗な状態で撮影していますが、かなり鮮明に撮影できているのがわかります。
別の部屋で赤ちゃんを寝かせている環境でもしっかり見守れるので安心です。
自動モードにしておけば、部屋の明るさによって日中モードとおやすみモードそれぞれに自動で切り替わってくれます。
注意ポイント
映像の外側がほんの少しだけ歪んで見えました。
視野角が広いためそう見えるというもので、歪み補正はTapo C110にも備わっています。
画質がクリアできれいなのでそこまで気になる点ではありません。
音声通話ができる

Tapo C110では双方向通話機能が搭載されており、スマホのアプリを使用して通話をすることができます。
「Tapo C110」を設置している部屋へ話しかけるとスピーカーから音が出るので、部屋にいるペットに遠隔でお話することも可能です。
「Tapo C110」本体にはマイクが搭載しているので、設置している側の声をスマホで聴くこともできます。
音質はそこまで高性能なものではなくスマホ側からの声が少し小さめで聞き取りにくさがありました。
動体検知機能

動体検知により、設置したカメラが動きを検知するとアプリ経由で通知してくれます。
アプリでは上のように感度などの設定が用意されており、通知頻度の設定なども行うことができます。
スマホへの通知だけでなく、検知した際に本体からライトと警告音を鳴らす事もできるので防犯対策にも役立ちます
頻繁に通知が来て邪魔になってしまう場合もあると思いますが、そういった過剰通知を防ぐためにアクティビティゾーンが設定できるようになっています。
画角の一部に絞って検知する設定を行うことができるので、自分の決めた位置でアクションが起きた時のみ機能する形にすることも可能です。

実際に動体検知機能を試してみましたが、問題なく通知もされていたので機能的に優れていると感じました。
これらの通知はスマホのポップアップに出すこともできるので、自身でON/OFFを決めておきましょう。
録画について
microSDカード(最大256GB)があれば録画することができます。
最大256GBのmicroSDカードであれば約21日間分の録画が可能です。
連続して録画しておく設定や動体検知時に録画を行う設定、スケジュールによる録画設定もできるので目的に合わせた設定が行なえます。
しばらく外出する機会などにも防犯対策としての活躍が期待できるので、用途によって変えることができて便利です。
逆にプライバシーモードにしておくことで、カメラの撮影と録画を停止することもできます。

気になった点
結論を言うとコスパが良く性能も詰まったとてもいい製品だと感じていますが、その中でももう少しこうだったら良いなと言う気になった点も出てきたのでピックアップしておきます。
- 会員登録が必須
- 取説があまり詳しく書かれていない
- PCアプリがない
- スマホから音が少し聞こえずらい
個人的には上のような部分が気になった点です。
会員登録は必須なのでその手間がなければより良いのになとは感じました。
取扱説明書に関しては簡易的なものだったので、複数デバイスで使用する方法など詳しい部分が記載されていない点はもう少し必要なのかなと思います。
ただ、基本的に色々触れば自分でできるくらい簡単ではあります。
スマホ側から聞く音がそこまできれいではなく、隣人の騒音を集音するような用途では役に立たないのでそういった用途には向いてないです。
まとめ【TP-Link Tapo C110】レビュー
今回はTP-Link様より提供いただいたTapo C110を使用しレビューさせていただきました。
定期的にキャンペーンなども行われているので、TP-Link製品に興味がある方はツイッターをフォローしてチェックしてみてください!
Twitter⇨ティーピーリンクジャパン【公式】
改めてTapo C110を使用して特に感じるのは、製品の性能と価格のギャップが良い意味で良いところです。
4,000円程度と比較的手を出しやすい価格帯ですが、画質をとっても機能をとっても十分満足できる製品なので手にとって損はない製品だと思います。
私はペットを買って飼っていませんし赤ちゃんとも暮らしていませんが、自宅の駐車場や玄関前に防犯やセキュリティ対策として使用するだったり、離れて暮らす祖母の家に設置して軽いやり取りをするために使用することもできるので、その人その人で色んな使い方が可能です。
今回詳しくは紹介できませんでしたが、スマホでAmazon Alexaを使用して映像を確認することもできます!
ぜひ手にとって試してみていただきたい製品です。