今回は世界最速と謳われているXboxのコントローラー「VICTRIX GAMBIT DUAL CORE TOURNAMENT CONTROLLER」のレビューと、ボタン設定や主な機能面についてまとめていきます。
VICTRIX GAMBIT DUAL COREは背面パドルがついているXbox公式ライセンス商品のカスタムコントローラーですが、めちゃくちゃ売れて在庫がない状況がしばらく続いていました。
このコントローラーをレビューの内容が結構なボリュームになってしまったので、個人的に重要視したデッドゾーンの部分を別の記事でまとめさせていただきました。
⇨【Victrix Gambit コントローラー】デッドゾーンについて
しばらく使ってみた上で、結論を言うと機能性が詰まったコスパ最強コントローラーだったのでおすすめできるカスタムコントローラーの一つと言えると思います。
ただし、良い面もあれば気になってしまった面ももちろんあるのでしっかりその辺りも確認してみてください。
【Victrix Gambit】世界最速Xboxコントローラーのレビュー
世界最速の入力遅延について
一番気になるポイントであった入力遅延(応答時間)についてですが、世界最速のXboxコントローラーと公式が謳っていた通りその性能はしっかり感じることができました。
自分は数値で出すことができませんが、体感でもわかるレベルで違いが感じられます。
ほんの僅かな違いだとは思いますが、その差が勝ち負けに影響することもあるのでこだわりを追求される方にとって最適です。
入力遅延の差はCS機でプレイした後にPCでプレイした際にもかなり感じますが、そこまでではないにしろその現象がコントローラーの変更だけで感じられたのは少し驚きました。
デッドゾーンについて
VICTRIX GAMBITコントローラーは自動制御タイプのデッドゾーンが搭載されています。
(スティックのデッドゾーンの範囲変更可能です)
この機能のおかげでAPEXはデッドゾーンを0、反応曲線を0にしても支店が勝手に動くドリフトが起きません。
これがとても優秀なデッドゾーンであることは間違いありませんが、個人的に細かく説明しておきたい部分になったので別の記事へまとめました。
※デッドゾーンに気になる点がありましたが、ファームウェアアップデートによりデッドゾーン調整がされかなり使いやすくなりました。⇨【Victrix Gambit コントローラー】デッドゾーンについて
背面パドルについて
VICTRIX GAMBITの背面パドルは下の画像のように2タイプのパドルを付け替えることができる仕様になっています。
上が4つパドル用で、下が2つパドル用。
どちらか好みを自分で付け替えてゲームをプレイできます。
自分は4つのパドルがついている方を使用しており、下側のパドルを無効化して使っています。
無効化するなら2つパドルの方でいいじゃんと思われそうですが、手の大きさ的に4つパドルの上側を使用したほうが自分にとってはしっくりきたのでこの形をとりました。
パドルの押す強さも強すぎず弱すぎずちょうど良い感覚で、連打もしやすいのでパトロワなどのアイテム回収でもスムーズに使えました。
背面パドルが押しにくいという購入者レビューもちょくちょく見かけましたが、個人的にはストレスになるほどの不快な点はなかったです。
トリガーストップについて
この特許取得のトリガーストップ機能はかなり画期的です。
VICTRIX GAMBIT DUAL COREのL2・R2トリガーはトリガーの深さ調整が全5段階から好みの停止位置を設定することが可能です。
ですが、それだけが良さはそれだけではなかったです。
5段階から選んで設定したタイミングでボタンが反応するというわけではなく、電子制御システムにより段階を無視して自分が決めたタイミングでボタンの認識がされるように記憶することができます。
かなり幅広く設定できるので、自分の好みの感覚が見つかりやすいのではないですかね。
注意点もあります。
注意点は、レスポンスが良い反面で一番浅い設定にするとかなり誤爆が多いというところ。
APEXでR2トリガーに射撃を振りトリガーの深さを一番浅い設定にしてプレイしてみましたが、アイテムの回収中やなんでもない時でも頻繁にトリガーに触れてしまって無意味な射撃が起きてしまう状態になってしまいました。
【VICTRIX GAMBIT】
【Xbox 純正】
【PS5】
【SCUF Instinct Pro】
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、上の画像のようにコントローラーごとで結構トリガーの広さや反りが違います。
この中でもVICTRIX GAMBITのトリガーの表面が一番広くて反っている設計になっていますね。
それでも慣れれば強いのでは?と思いしばらくプレイしてみましたが、どうしても誤爆が起きるため残念ながら一番浅い設定でプレイするのは断念しました。
とはいえトリガー表面が広い分押しやすいので、うまく設定すれば自分に合った設定が見つかると思います。
ボタン配置の割当・設定方法
背面パドルへのボタン割り当てはソフトウェアで可能ですが、コントローラー側で行うのが簡単でスムーズだと思います。
ボタンの振り分け方
①設定ボタンを長押しつつ、振り分けたい場所の背面ボタンを押す。
②設定ボタンの中心が点滅するので、そのときに振り分けたい任意のボタンを押す。
これだけで背面ボタンへ振り分けることができます。
背面パドルの無効化方法
①設定ボタンを長押しつつ、無効化したい背面ボタンを2回押す
オーディオ面(音声について)
オーディオ面にもかなり良さが詰まっているコントローラーで、このコントローラーだけでMixAmpのようなゲーム音とチャット音のミックスや、イコライザーで音質を調整できる機能まで備わっています。
ソフトウェア機能を使用する必要がありますが、上の画像のように様々な設定が行うこと可能で、これらの操作もコントローラー側のボタン操作で行うことができます。
MixAmpなどのアンプを持ってない方とかにはめちゃくちゃおすすめです。
イコライザーについて
ソフトウェアでは上のようにイコライザー設定を行うことができます。
3つまでプリセットを作成できるのも嬉しいポイントですね。
イコライザーも調整したとおりに音質が変わり、音楽を聴くのにも良いくらい音質はしっかりしていると思います。
ただAPEXでプレイした際に気づいたのですが、イコライザーを調整すると音割れが部分的に発生してしまいます。
(フラットなEQ設定だと音割れが起きなかった)
中高音域を高く設定したりすると、銃を発射した最初の音が割れてしまうのでそこが残念なポイントの一つです。
いきなり音圧がかかると良くないみたいなので、実際に自分で調整しながら設定すれば後割れしないような設定を行うことができます。
この部分は今後ソフトウェアの更新で改善されることを期待したいところ。
フリーク/エイムリングの使用について
- プロフリーク Aoi PS4 PS5 対応 世界初無段階高さ調節 特許取得済み 日本製 Ishin Gaming
- KontrolFreek FPSフリーク Edge for Playstation 4 (PS4) and PlayStation 5 (PS5)
- 正規品 GAIMX CURBX エイムリング 130 レッド
上の手持ちのフリークやエイムリングで試してみました。
VICTRIX GAMBITに付属品している高いスティックでなければエイムリングは問題なく使用できます。
フリークは私が持っているものではどちらも少しガバガバという結果になりました。
PS4用のフリークなので仕方ない話ですが、SCUF INSTINCT PROで使用できたので少し残念。
プロフリーク Aoiの方は画像のように一応装着できますが、ゲームをプレイしているとずれて外れちゃうという感じです。
思い切って接着剤で付けたり、なにか工夫して接着させれば一応問題なくプレイできるようにはなりましたがおすすめはしません。笑
プロフリークに関しては個人的にXbox用にも新たに出たら嬉しいなと思っています。
おすすめポイント・気になったポイント
おすすめポイント
個人的におすすめなポイントは下記のとおりです。
- 世界最速の入力遅延を備えたコントローラー
- L2・R2トリガーの深さを5段階で調整できる
- デッドゾーン0でも視点が勝手に動かない(APEXなど)
- 2種類の背面パドルが好みで使用できる(2つor4つ)
- ドルビーアトモス付きで音声のミックスやEQ操作が可能
- コスパが良い(約12,480円)
- スティックや✜ボタンなど変更ができる
- 付属品が充実しておりケースまで付いている
とにかく多機能なので、あまり周辺機器を揃えていない方が買い換えるコントローラーとしてはとくにおすすめできるものになると思っています。
体感で入力遅延の違いがわかるので、それだけでも結構な買いポイントになる人もいるかも知れないですね。
デッドゾーンを下げたいけど画面が勝手に動いてしまうことにストレスを感じている方も解決しちゃいます。
気になったポイント
- トリガーの誤爆に注意が必要
(設定で調整できますし、感度が良いという良ポイントでもあります) - 他製品と比べると少し質感が劣る
- フリークが合わない可能性がある
(フリークによって異なる部分です) - EQ設定による発射音割れ
(音楽を聴く分にはとくに問題なし) - スティックが滑りやすい
質感が劣ると言っていますが、このコントローラーは機能性全振りですし安物感があるわけではなく十分許容範囲なので、全く気にならないという方も多いでしょう。
後はオーディオ(EQ)部分ですが、実際に購入した方は音割れしない範囲でいろいろ調整してみましょう。
音割れに関しては今後のソフトウェアの更新で改善されるのを期待したいところですね。
【まとめ】
総合的に見て「VICTRIX GAMBIT DUAL CORE TOURNAMENT CONTROLLER」は買って良いコントローラーの一つになるでしょう。
デットゾーンとレスポンスの良さはすごいです。
最強コスパのおすすめのコントローラーというのが広まっていることもあり、現在もほしい方が手に入れられていない状況のようなので、手に入れるのが少し困難な状態かもしれません。。
在庫がなく価格沸騰しているところもあるのが残念ですが、気になっている方はそういったところから購入せず定価で買いましょう。
この記事では実際に使用してレビューしていますが、自分以外でカスタムコントローラーを複数使っている方のレビューでは、VICTRIX GAMBITのコントローラーを「良いコントローラー」と言っていたり「買わないほうがいいコントローラーだ」と言っていたりそれぞれ意見があるようです。
確かに購入したばかりのタイミングではデッドゾーンによるスティックの操作性が気になってはしまいましたが、ファームウェアアップデートでかなり良くなっています。
この記事が購入する検討材料になっていれば幸いです!