現在世の中はキャッシュレス決済をどんどん推されており、CMやメディアでも目にする機会がかなり多くなってきています。
キャッシュレス決済にするとお得だということは多くの方が理解しておられると思いますが、キャッシュレスの決済方法には種類があり、使い方にも違いがあるので基本的な部分を理解して自分に合う選び方を行えます。
今回はキャッシュレス決済のほんとに基本的な部分や種類、選び方を中心に書いていますので、全くわからないよっていう方ほど読んでもらいたい記事になっています。
出来る限り基本的なことを柔らかめにわかりやすく記載できたらと思っていますので、興味を持った方は目を通してみてください。
目次
キャッシュレス決済のほんとに基本的なこと(種類や選び方)
そもそもキャッシュレス決済って何?
選び方の前に基本的なこととしてまずキャッシュレス決済って何?というものを理解しておく必要があると思います。
キャッシュレスとは、「紙幣や硬貨など物理的な現金を使用しないで支払いが行える状態」のことであり、その現金を利用しない“キャッシュレス”で支払いを行うことがキャッシュレス決済というものです。
なぜこんなにキャッシュレス決済が推されているの?
国を上げてキャッシュレスが推進されているわけですが、そもそもなぜそういう動きになっているのかを説明しておきます。
現在市場のプラットフォームはAmazonやGoogleなどが支配している状況にあります。
これに習って日本政府、経済産業省はこの支払サービスと言う分野では世界的に劣らないように危機感を持っているため、このキャッシュレス決済の推進を強く推しているところがあります。
海外の方は現金が必要なことに違和感を抱くレベルだったりするんです。
外国の方ほどキャッシュレス慣れしているので、それにはしっかり対応しておきたいというのは当然なことでしょう。
世界的にキャッシュレス決済比率を見てみると下のように差があります。
順位 | 国名 | % |
1 | 韓国 | 89.1 |
2 | 中国 | 60.0 |
3 | カナダ | 55.4 |
4 | イギリス | 54.9 |
5 | オーストラリア | 51.0 |
6 | スウェーデン | 48.6 |
7 | アメリカ | 45.0 |
8 | フランス | 39.1 |
9 | インド | 38.4 |
10 | 日本 | 18.4 |
※2015年の決済比率状況です
これを観ると日本がかなり劣ってしまっているのが感じられるんじゃないですかね。
日本は2017年には21.3%へと推移してますが、それでも圧倒的に違います。
ちなみに日本のキャッシュレス支払額のうち90%はクレジットカード利用がしめています。
具体的な目標としては下のようなものがあります。
- 2020年に行われるオリンピック・パラリンピック東京大会開催の訪日外国人への支払手段の対策として、主要施設などではクレジットカードや決済端末ICの100%対応化を目標に取り組んでいく。
- 2025年までにキャッシュレス決済率40%
こういった理由で国がキャンペーンなども行って取り組んでいるんですね。
そこにいろいろな企業がどんどん取り組み強化している状況が現段階であります。
種類と選び方
キャッシュレス決済には4つ種類があります。
それぞれ支払い方法に違いがあるので、自分に合う選び方を選択できます。
クレジットカード
クレジットカードは後払い決済。
約1ヶ月後に口座から引き落とされる形です。
今までもクレジットカード払いで支払いをされている方もいらっしゃったと思いますが、これもキャッシュレス決済の方法の一つです。
電子マネー
電子マネーはクレジットカードとは逆で前払いで決済をします。
事前にポイントを現金で購入(チャージ)しておいて、そのポイント内で支払いを行っていくタイプ。
デビットカード
デビットカードはわかりやすく言うと口座から支払うという形。
こちらは即時払いですね。
カードと口座が直結しているため、口座に残高がある状態でないと使えません。
ないお金を使う事ができないので、使いすぎという不安がない分安心度に長けたタイプの決済方法です。
QRコード決済
QRコード決済はスマホアプリなどと連動て支払いを行う方法です。
QRコードの決済方法は2種類あります。
- クレジットカードorデビットカードと紐付けて行う方法
- アプリへのチャージ分から支払う方法
大きな特徴は決済した記録がスマホアプリに残るので、いくら使ったかなどがいつでも確認できること。
わざわざ手動で記録しなくても管理できるので非常に楽です。
それぞれの4種類の決済方法はの説明は以上です。
上に書いているクレジットカード、電子マネー、デビットカード、QRコード決済の説明を読んでいただければわかると思いますが、それぞれ自分にあう決済方法で選ぶことができます。
現在日本のキャッシュレス決済の約90%はクレジットカードが締めています。
このクレジットカードでの決済をこれまで通り利用するのも良いですし、使いすぎたくないのであればデビットカードや電子マネー、利用した記録を管理したいのであればQRコード決済といった形で、それぞれ自分にあうものでキャッシュレス決済をスタートしてみてください。
まとめ
以上がキャッシュレス決済のほんとに基本的な内容になります。
基本的にキャッシュレス決済をやっていない方は、「少量の還元に対してわからないことを始める労力を使うくらいなら別に現金払いでいいし、損している気にもならない」という人がおそらくほとんどなはず。
そういう考えの方はそのままでもいいとは思っています。
ただ、今後は逆に現金がなければ入れないお店も増えて行くのはまちがいないです。
このキャッシュレス決済は利用者だけではなく事業者にも大きな利点があるので、こういう流れになるのは必然です。
実際すでにキャッシュレス決済のみ対応のお店もあります。
なので、今後結局キャッシュレスを導入せざる負えないということも起こりうるかもしれませんね。
なぜ今キャッシュレス決済を導入すべきと言われているのかは、10月からスタートしている「ポイント還元制度」も一つ大きな理由です。
増税後9ヶ月間(2019年10月1日~2020年6月30日)という期間も設けられているため、早いうちに始めていたほうがそれだけ還元を受けられる。
その利点が大きいので“今”始めておきたいというところです。
今回はこのあたりしておきます。
実際はキャッシュレス決済を始めることは思っているより労力はかからないし、わかりにくいことも少ないので、少しでもやってみようと思っている方は検討してみてください。