今回はOneOdio様から提供いただいた新商品「SuperEQ S1」というヘッドホンをレビューさせていただきます!
正直に評価していただければということなので、音質や使用感などしっかりまとめさせていただきました。
ワイヤレス(Bluetooth)でありノイズキャンセリング機能が搭載されているヘッドホンが5000円で買えちゃうということで、それだけでもかなりコスパの良さが伺えるところではありますが、結論から言うとかなりおすすめできるヘッドホンだと言えるので値段と機能性をぜひ参考にしてみてください。
目次
【OneOdio SuperEQ S1 レビュー】ノイキャン付きワイヤレスヘッドホン
スペック、内容物について
タイプ | 密閉型 |
スピーカー直径 | Φ40mm |
対応コーデック | AAC / SBC |
周波数応答 | 20Hz-20KHz(Bluetooth接続時) 16Hz-40KHz(AUXケーブル接続時) |
定格入力電力 | 20mW |
最大入力電力 | 40mW |
再生可能時間 | 最大45時間(BT) 最大40時間(ANC+BT) 最大50時間(ANC) |
充電時間 | 約2時間 |
インピーダンス | 32±15%Ω |
騒音低減の深さ (ノイズキャンセリング効果) |
28~33 dB |
接続方式 | Bluetooth5.0 有線(3.5mm) |
外観と質感
今回私は黒色を選びました。
白色と黒色どちらのカラーも可愛らしさある雰囲気になっており、特に白色はファッション感覚で首にさげてもおしゃれな印象。
黒色は少しかっこよさが増していて、赤の差し色とマッチしています。
パッと見た感じでは「いかにも安物っぽいプラスチック感」と言うものは無いので安心です。
操作ボタン周りをよく見るとコストを掛けていない作りであるのは見て取れますが、あくまで5000円のノイキャンワイヤレスヘッドホンですしそこまで気になることもありませんでした。
ボタンを操作してみると少し安っぽさを感じる作りなのはわかりますが、許容範囲だと思っています。
アームの調整も軽い力で行うことができ、画像の稼働幅でカチカチ調整ができます。
持ち運びにも優秀で、下の画像のように折りたたむことができるためかなりコンパクトになります。
装着感・クッション性について
まず「SuperEQ S1」はイヤーパッドが密閉型なため、夏場など温かい環境では蒸れるという面があります。
これは「SuperEQ S1」に限らず仕方のない部分なのでそこまで気にする点ではないですね。
重さも280gとワイヤレスヘッドホンとしては軽めな設計ですし、頭頂部にもクッションが備わっているので窮屈感は感じません。
ただ、頭が小さめな私でも側圧がきついように感じました。
イヤーパッドの可動域が狭いというところもきつさの影響があると思います。
画像のようにイヤーパッドには高さがありクッション性はそこそこ高いこともあって丁度いいと感じる方もけっこういらっしゃったので、一概にも装着感が悪いという結論ではありません。
ただ正直なところ長時間の使用には向いていないと思います。
私以外にレビューをしている方もきつさを感じているようなので製品差があるわけではなさそうです。
逆を言うとかなり遮音性が高いですね。
外部音はノイズキャンセリングをOFFにしている状態でもかなり聞こえにくいので、遮音という部分では優秀です。
外部音もある程度聞こえたほうが言い方もいらっしゃると思いますが、この点に関しては外部音取り込みモードがあるので安心してください。
どうしても側圧が気になる場合は、使用前や普段から本体の間に挟んで癖をつけておくなどすれば少し改善されると思うので試してみてください。
音質に関して
結論から言うと、音質は値段相応というところだと思います。
ただ、機能面も考慮するとコスパがかなりいいので許容範囲だと個人的に思いました。
一応音質はBluetooth接続時と3.5mmケーブル接続時それぞれでも聴き比べてみましたので参考にしてみてください。
Bluetooth接続時(20Hz-20KHz)
うっすらこもったような音質ではありますが、よくある安物音質のようなこもりではありませんので聴きやすさに問題はありませんでした。
フラットより低音域・中音域が効いているタイプの音ですが、重低音が良いという音質ではありません。
高音域のクリアさは少し足りない印象ではあるものの、人の声、いわゆるボーカルがはっきりしているのは聴く人によって喜ばれそうです。
音量を大きめにして聴くと音の圧が上がってバランス良くなります!
3.5mmケーブル接続時(16Hz-40KHz)
全体的な音質はBluetoothで接続した際と似ていますが、高音域がはっきりしてBluetooth接続より良い音で聴くことができました。
低音域も3.5mm接続のほうがしっかり出ているように感じられ、こもった印象も減ってバランス良くなったように感じます。
5,000円という価格帯では十分な音質なので、音質以外の機能性を考えても十分ではないでしょうか。
ちなみに3.5mmケーブル接続時はハイレゾにも対応しています。
ノイズキャンセリングの効果について
ノイズキャンセリングとは名前の通りノイズを消す効果のことを指しており、ヘッドホンの外で聞こえる音を消して音楽などを集中して聴くことができる機能です。
例えば電車の音だったり工事現場の音といった騒音が聞こえる環境では、ヘッドホンの音量をかなり大きくしないと集中して聞こえない場面があると思います。
こういった場面でノイズキャンセリングは活躍するので、この機能が備わっているかどうかで選ぶ人も多いです。
ちなみに
「SuperEQ S1」は密閉型のイヤーパッドということもあり、ノイズキャンセリングをONにせずとも結構外部の音をシャットダウンしてくれます。
自分は「SuperEQ S1」以外にも密閉型のものをいくつか持っていますが、その中でも一番外部の音をシャットダウンしてくれるヘッドホンでした。
ノイズキャンセリングはヘッドホンによってはあまり効かないものもありますが、「SuperEQ S1」はかなり優秀な部類に入ると思います。
実際にパソコンをスピーカーで音が出る状態でYouTubeで雑音の代わりになるような動画を流してみました。
その状態でヘッドホンを装着しノイズキャンセリングをONにして効いてみると、パソコンから出ている音がほぼ聞こえないほど抑えられます。
ノイズキャンセリングに関してはかなり力を入れられているヘッドホンですね。
ノイズキャンセリングとは逆に、周りの環境の音をヘッドホンから聴く事ができる機能も備わっています。
これは周りの音を聞かなければいけない状況(配達、来客がある際のインターホンに気づきたい場合など)のときなどには役立つのでどちらも備わっているのはかなり嬉しいところでした。
ワイヤレス時の遅延に関して
「SuperEQ S1」はaptX非対応なため、ワイヤレス接続での遅延が気になる可能性があります。
音ゲーなどをプレイする場合は少しズレを感じてしまうかもしれませんが、動画などでは遅延を感じることなく視聴することができました。
使用用途が動画視聴や音楽試聴程度であれば何ら問題はないと思いますし、タイミングや反射神経などを要さないゲームをカジュアル感覚で楽しむ程度であれば、「SuperEQ S1」で十分楽しむことができると思います。
使い方や接続方法
操作方法もかなりシンプルでわかりやすかったです。
主な動作方法を画像も合わせ下にまとめました。
- 電源ON・・・再生ボタン2秒長押し
- 電源OFF・・・再生ボタン3秒長押し
(マルチアクション=再生ボタン)
音楽視聴
再生ボタン | 再生/一時停止 |
音量➕(2秒長押し) | 次の曲へ |
音量➖(2秒長押し) | 前の曲へ |
ノイズキャンセリング
ANCボタン | 環境音取り込みモードとノイズキャンセリングモードの切替 |
ANCボタン (2秒長押し) |
ノイズキャンセリング機能のON/OFF |
電話
再生ボタン | 電話の応答/終了 |
音量➕(2秒長押し) | 次の曲へ |
音量➖(2秒長押し) | 前の曲へ |
まとめ
最後に「SuperEQ S1」の良かった点・気になった点について改めてまとめておきます。
【良かった点】
- 機能面に対してコスパが良い
- ノイズキャンセリング機能が効いている
- 45時間以上の長持ち充電
- 操作がシンプルで簡単
- 折りたたみができてかさばらない
【気になった点】
- 装着時の締め付けが強め
- aptX非対応なので遅延が懸念される
- 充電端子がmicroUSB
総評するとかなりおすすめポイントの多いヘッドホンではないかと思いました。
音質は価格帯で比較すると十分出ていますし、何よりワイヤレスでのノイズキャンセリング機能が他のヘッドホンより優れている印象なので、これだけでも「SuperEQ S1」選択する価値があるといえるくらい優秀なヘッドホンです。
5,000円程度のノイキャンワイヤレスヘッドホンをお探しの方は候補になる一台だと思うので参考にしていただければと思っております。