消費増税が2019年10月スタートし、同時にキャッシュレス決済への国のポイント還元事業もスタートしました。
ポイント還元額は一日あたり約8億2000万円となっているようでかなり大きな額ですね。
今回はキャッシュレス決済を導入する事業者側の記事になっています。
事業者キャッシュレス決済を導入するメリットとデメリットを記載していきます!
【キャッシュレス決済】事業者側の導入メリットとデメリット
メリット
事業者側のメリットはかなり大きいものになっています。
完全キャッシュレス決済のお店として書いています。
時短&計算ミスがなくなる
時間短縮が大きいメリットの一つです。
特に大きく感じられるのが「レジ締め」ではないですかね。
決済の度に記録が残るので改めて計算する必要がなくなります。
基本的には閉店後にレジ締めを行うと思うのですが、これがしなくて良くなるのはかなり負担が減る部分ではないかと思います。
決済ごとに記録が残るため計算ミスがなくなります。
スタッフのコストと負担軽減
上の時短が影響することもあり、忙しい時のレジ対応なども現金払いよりもスムーズに行えるためスタッフの負担軽減に繋がります。
負担が減ることから人的コストも削減できることも一つ言えますね。
場面を選びますが、スマホ決済であればタブレットなどを利用するので覚えることが少なく、新人育成の時間も減らせられる可能性もあります。
その他固定コストもなくなる
例えば現金輸送だったり紙幣鑑別機だったりといった固定コストをなくすことができます。
これが事業者からするとかなり大きなメリットになりますね。
こういうコストを負担しないために、すでにキャッシュレス決済のみ対応のお店も増え始めています。
顧客情報管理ができる
現金では把握しづらかったユーザーの好みや傾向が、キャッシュレス決済によって把握しやすくなります。
このユーザーの記録を利用して対策や改善をしていくことで、売上向上につなげることも出来るようになるのではないかと考えています。
メリットは他にも出てくるかもしれないですが、このように事業者側にとって大きなものになっています。
デメリット
メリットも多数ありますが、逆にデメリットもあるので把握して置かなければならないですね。
プライバシー流出リスクあり
決済されたお客様のデータは日々蓄積されるのでメリットになりますが、これが流出となった場合は大問題。
信用もそうですが、賠償などにもなりかねないのでしっかりと管理する必要があります。
初期費用、手数料がかかる
QRコード決済、クレジットカード・デビットカードなどそれぞれで初期費用や手数料が変わります。
こちらではQRコード決済について書いていますが、QRコード決済は導入費用、運用コストはかからず手数料のみかかります。
この手数料はPayPayでの決済時は無料(2021年9月21日まで)になっているので、QRコード決済に限ってはあまりコストがかからないものになっていますね。
クレジットカード・デビットカードは導入時に約10万円、運用コスト、手数料等それぞれ負担することになります。
災害時に対応できない
キャッシュレス決済は基本的に電気通信がないと利用できません。
停電など災害時などは会計の対応自体ができないのが大きなデメリットになります。
以上がメリット・デメリットです。
事業者側がみるとデメリットよりもメリットがまさるように感じると思いますが、完全キャッシュレス化するには世の中がまだ追いついていないので踏み切るのは難しいのかもしれないですね。
それでも完全キャッシュレス決済で運営しているお店が増えてきているのも事実で、始めているお店は意外と上手くやれているというところもあります。
2025年には40%がキャッシュレス決済という国の目標があるみたいですが、どのくらい近づくのか楽しみなところです。