PS5でゲームをするユーザーが、PCやNintendo Switch、Xboxなど、別のデバイスを使用するプレイヤーとボイスチャット(VC)をするために使用されている定番の通話アプリ“Discord(ディスコード)”を始めるやり方や必要なものをまとめました。
スマホやPCをお持ちの方なら誰でも可能です。
記事には必要なものや実際に接続している画像も載せているので、接続方法もわかりやすくなっていると思います。
DiscordがPS4/PS5と連携可に…の方でPSとDiscordのボイスチャットの結合に関して最新情報をまとめているので気になる方はそちらも目を通してみてください。
記事の内容
- PS5やPS4でゲームをしながらDiscordを使用してVCを行う方法
→ヘッドセットだけで完結させる方法
→ミキサーを使う方法
→MixAmpやGameDac使う方 - VCにDiscordがおすすめな理由
- ノイズ抑制機能の良さについて
- DiscordとPSの連携について
基本的にはPS5やPS4同士であればDiscordを使用する必要はないですが、個人的にはPS5やPS4同士でもDiscordを使う方がおすすめです。
DiscordはスマホもしくはPCを使うので、そちらも準備しておきましょう。
▶【DISCORDの始め方】サーバーの作成方法、招待の参加方法について
現在は基本的にPS4やPS5本体のみではDiscordを使用することはできません。
SNS:@yuy762 /
frontier9yu
目次
Discordがおすすめな理由
Discordを使用するにはPSとは別にスマホやPCを用意する必要があり、その他にも持っていないものがあれば用意する必要があります。
そういった点で少しわずらわしさがありますが、それでもDiscordがおすすめだという理由を下へまとめました。
おすすめなポイント
- 音声品質がPS4やPS5のチャットより良い
- ノイズ抑制機能が搭載されている
- ボイスチャットをする相手の声の音量を個別で調整できる
- PSで設定する必要がないのでゲーム画面を切り替えなくてよい
- PS以外のデバイスのプレイヤーとVCができる
このほかにもいろいろ良い点がありますが、ボイスチャットを行うという点だけ考えてもこういった利点があります。
とくに環境音が抑制できるノイズ抑制機能とユーザー個別で音量を調整できる機能はめちゃくちゃ良いです。
一緒にゲームをする相手で環境音がうるさい方がいる場合は、是非その方にディスコードでやり取りする事をおすすめしてください。
足音などを聞きたいゲームなどでは、相手の環境音のせいで敵に気づかずやられてしまうこともあるので戦績に影響する場合もあります。
ノイズ抑制機能がすごく良い
個人的にとくに良いと思っているのがノイズ抑制機能です。
自分のマイクに入る音を抑制することができるため、相手のヘッドホンやイヤホンへ雑音をできる限り聞こえないようにすることができます。
足音などの音が重要なゲームでは、環境音などがガンガン聞こえている状況だと知らないうちに迷惑をかけている可能性もあります。
質の悪いヘッドセットやイヤホンマイクを使用している方の中には、環境音(テレビの音や周りの人の声など)やホワイトノイズ(サーやゴーといった音)がやたら入ってしまう方がいますので、心当たりがある方は見直してみてほしいところ。
ひどい場合はテレビやモニターのスピーカーから音を出し、それを聞きながらボイスチャットをされている方もいるので、その音のせいで不快になることもあります。
そういった相手には強めにディスコードをおすすめしたいですね。
Discordのノイズ抑制機能があればそういった迷惑になる音を極力抑えることができるので、質のいいボイスチャットのやり取りが可能になります。
ディスコ―ドの音声設定では、ノイズ抑制機能だけでなくマイクの入力感度の調整もできるようになっています。
上の画像のようにオレンジ部分までの音はカットされ、緑の部分の音が出力される形です。
例えばパソコンのファンの音や、マイクが近い場合につい入ってしまいがちな鼻息などもカットすることができます。
自分がマイクを通した声が返ってくるマイクテストができるので、このゲージを見ながらマイクの調整ができるのもありがたい機能だと思います。
質の悪いイヤホンマイクやヘッドセットを使用している人ほどDiscordを使用してもらえるとありがたいので、心当たりがある人はぜひ検討してみてほしいところ。
ユーザー個別で音量調整できるのが便利
PSのパーティチャットでは、一緒にプレイしているユーザーそれぞれの声の音量を自分で調整することはできません。
PSのパーティチャットでは「マイクの音量が大きい人」、「マイクの音量が小さい人」がバラバラなままプレイする環境になる場合が多いので、音量がバラバラな場合は相手側に直接マイクの音量を「上げて欲しい・下げて欲しい」などお願いする必要があります。
Discordでは個別でユーザーの声の大きさを調整することが可能になるので、マイク音量の上げ下げを相手にお願せずとも自分ですべて行うことが可能です。
これもDiscordを使用する大きなメリットになります。
もちろんチャット音声全体の音量を下げることができるので、ゲームとの音量のバランスも任意で調整できるため問題ありません。
DiscordがPS4/PS5と連携可能に
今年の2月にPSNアカウントとDiscordアカウントの連携可能にはなっていましたが、近いうちにはPS5本体のみでもDiscordのボイスチャットの使用が可能になることが言われています。
今回2022年10月24日ごろに新たな情報として、PS5とDiscordのボイスチャット機能が統合されているという情報が明らかにりました。
現段階では一部のユーザーへベータ版として実装されているようで、モバイル版のDiscordアプリ内で海外ユーザーにより発見されたそうです。
First glimpse of Discord PS5 integration via Discord mobile app beta.
(via u/Syhix) pic.twitter.com/yZ5iVDYnGr
— PlayStation Bulletin (@PSBulletn) October 23, 2022
ボイスチャットが統合されると、この記事で紹介しているようなミキサーやアンプなどを用意しなくてもよくなり、PS5本体で通話のやり取りができるようになるので、公式からの正式な発表が待たれます。
ちなみにPS4での実装に関しては行われないとい話もあるようです。
このあたりについても公式からの名言が行われているわけではないので定かではありませんが、もしそうだとするとPS4ユーザーの方は残念ですね。
ヘッドセットだけでできる方法
今回紹介しているPS5でディスコードを行う方法の中では最も簡単な方法で、後に紹介するミキサーやアンプを使用せずDiscordでやり取りすることができます。
ただ、2LINE入力できるヘッドセットを用意する必要があるため、コストがかかってしまいます。
2INE入力できるヘッドセットとは
PS5やPS4からのゲーム音と、PCやスマホなどで起動しているDiscordの音を同時に聞くことができるヘッドセット。
- 2つのワイヤレス接続でそれぞれのデバイスの音を聴けるヘッドセット
(JBL QUANTUM 800など) - ワイヤレス接続と有線接続で同時に聞くことができるヘッドセット
(SteelSeries Arctis 7PやEPOS H3 Hybridなど)
方法としては最も簡単ですし、配線もゴチャつかないためスマートな環境を構築できます。
個人的には特にJBL QUANTUM 800がおすすめ。
ワイヤレスでの接続で「ゲーム機」と「PCもしくはスマホ」に同時接続できるので、コードなどの煩わしさが一切ありません。
ワイヤレス特有の遅延もほとんど感じないため、ゲームのプレイにも支障は感じませんでした。
注意する点はマイクをゲーム機側ではなくPCもしくはスマホのほうへ出力する点と、ワイヤレス故に電池残量を気にしなければならないという点です。
ミキサーを使ってDiscordのやり取りする方法
できるだけ安めに済ませたい場合はミキサーを使用する方法がおすすめです。
→BELKIN ベルキン マルチイヤホンスプリッター
PCやスマホのアプリで立ち上げたDiscordのボイスチャット音声とPSのゲーム音を、ミキサーを経由して同じヘッドセットやイヤホンから聴くという形で使用します。
ミキサーを別途購入する必要がありますが、3000円程度あれば必要なものが揃えられるのでアンプを使用したやり方より安く済むのがポイントです。
必要なもの
- マルチイヤホンスプリッター
- オーディオ変換ケーブル(4極メス- 3極オス,×2) 3.5mm
- イヤホン分配ケーブル 4極3.5mmステレオ(オス)-3.5mmステレオ(メス)×2分配ケーブル
- ヘッドフォンジャックアダプタ
(iPhoneなどで必要であれば)
※それぞれ製品の質によって価格は上下すると思いますが、3,000円程度で揃えることができます。
自分はヘッドフォンジャックアダプター以外を購入し、全部で2,500円程度に収まりました。
ミキサー(イヤホンスプリッター)の接続方法
文字で接続方法を説明するのも少々ややこしいため、実際に接続した画像を用意してみました。
それぞれ番号を振っているので、画像に振っている番号と下の項目で照らし合わせてみてください。
- コントローラーとイヤホンスプリッターをAUXで接続
(AUXケーブルはBELKIN マルチイヤホンスプリッターに付属していたものを使用しました) - iPhoneなのでヘッドフォンジャックアダプターを使用。
(PCやジャックがあるスマホの場合はそのまま接続でOK) - 変換アダプタケーブルの4極オス側とヘッドフォンジャックアダプターを接続し、イヤホンスプリッターのオスを変換アダプタケーブルの3極メス(緑)と接続。
- オーディオ変換ケーブルのマイク側(赤)を変換アダプタの3極メス(赤)・ヘッドホン側(緑)をイヤホンスプリッターに接続。
- オーディオ変換ケーブルの4極オス側をヘッドセットにつないだオーディオケーブルと接続。
上の接続方法であれば、スマホからのボイスチャット音とPS機のゲーム音どちらもしっかり聞こえます。
ちなみにマイクですが、今回自分はヘッドセットを使っているのでそのマイクから音を拾って相手に届けています。
注意ポイント
- PS側の設定で「出力機器」が音を出したい先に設定されていないとゲームの音が出ない
- オーディオケーブルなどのオス・メスを間違えなように接続する
- 最大ゲーム音量が少し控えめなので小さく感じる可能性あり
(コントローラーに接続している部分をテレビやモニターに変えると、そちらから出力されるためモニターやテレビ側で音の大きさを変える事もできます。)
もしマイクが無いヘッドホンやイヤホンを使用している場合は、スマホのマイクでやり取りする形になるので注意しておきましょう。
MixAmpやGameDacを使った方法
アンプは基本的に15000円程度かかるので少しハードルが高いです。
アンプの利点としては手元でゲーム音とボイスチャット音のバランスを簡単に調整できたり、イコライザー機能を使ってゲームの音質を変えたり音に臨場感を出すことができます。
お金に余裕がある方はこちらを使用する方が断然おすすめです。
APEXやCoDなどのFPSゲームをされる方はかなり多くの方が愛用してます。
下にはGameDacを使用した説明で紹介していますが、MixAmpでも接続方法は変わらないので参考にしてみてください。
必要なもの
- MixAmpもしくはGameDacなど
- オーディオ変換ケーブル(4極メス- 3極オス,×2) 3.5mm
- ヘッドフォンジャックアダプタ
(iPhoneなどで必要であれば)
重要な点は、PS5やPS4Slimなどの光デジタル出力端子がないデバイスでは別でアダプターが必要です。
接続方法
マイク付きイヤホンやヘッドセットがあることが前提でお話しています。
接続がシンプルなので、ミキサーを使うより配線がごちゃごちゃしていないのは良いですね。
上の画像ではUSBでPCでDiscordを立ち上げて使用するためにPCへ接続している状態ですが、スマホでDiscordを使用する際はPS本体へUSBを接続し、モバイルジャックから3.5mmオーディオケーブルでスマホへ接続する形でOKです。
この接続方法でゲーム音とDiscordのボイスチャット音声も聞けますし、ヘッドセットからのマイク音声もスマホ側に出力されるのでボイスチャットのやり取りもできます。
MixAmp・GameDacをお持ちの方はこちらの方法を試してみてください。
まとめ【PS5でDiscord】やり方/接続画像つき
今回はPS4やPS5の方がPCやNintendo Switch、Xboxなどとやり取りするためのDiscordの接続に関して紹介しました。
接続例として載せている画像を参考にすれば、あまり悩むことなく住むと思います。
足りない製品があれば揃える必要がありますが、アンプを使わないのであれば3,000円〜4,000円程度で揃えられるので、手軽に始めてみたい方はミキサーで始めるのがおすすめです。
自分はミキサーを使う場合は2,500円程度に収まりました。
もちろんMixAmpやGameDacを持っている方はそちらを使えば問題なくできます。
値段以上に手軽さを考えるのであれば、2LINE対応のヘッドセットも良いです。
ぜひ自分に合う方法で試してみてください。