Apex Legendsでのパケットロス(パケロス)に関する記事をまとめした。
基本的にはこのパケロスの数値はほとんどの方が0であると思いますが、何らかの理由で数値が高くなりまともにゲームがプレイができないような場面に遭遇する方もいらっしゃいます。
この記事の内容としては、ゲーム内で表示させることができるパフォーマンス表示でのパケットロス数値が高い原因と、低くするための改善方法をまとめました。
ご存じの方も多い部分かもしれませんが、まだAPEXを初めたばかりな方や気にしたことがなかった方は参考にしてみてください。
【Apex Legends】「ロス」についてと0に改善する方法について
パフォーマンス表示について
Apex Legendsの設定画面から「パフォーマンス表示」をオンにすることで、右上に画像のように各数値を表示させることができます。
パフォーマンス表示はアプデ等で表記が結構変わるようなので、その都度どれがどのことを指しているか気をつけてみてください。
ちなみに今は下の画像のような表記になっています。
パフォーマンス表示を表示させる方法はご存じの方が多いと思いますが、知らないという方は下の画像を参考に表示してみてください。
レイテンシの改善については別の記事へまとめました。
⇨「レイテンシ」の数値が高い!低くしたい人が見直す内容について
「パケットロス」について
APEXのパフォーマンス表示にある「loss/choke」パケットロスはApex Legendsをプレイする上で非常に重要な部分。
敵との撃ち合いにも直結するので、できる限りパケロスの数値は0の状態でプレイできる環境が望ましいです。
パケットロスとは?
送信もしくは受信した情報が一部欠損してしまう状態のことです。
映像は細かいパラパラ漫画のような形で表示されているため、イメージとしてはパラパラ漫画の一部のページが時々反映されないまま映像として表示されてしまいます。
APEXゲーム内では上のように「loss / choke」といった表記になっています。
この「0/0」の左側の数値がパケットロスの数値です。
パケロスの数値が高い時の現象
Apex Legendsを例に紹介すると、特にパケットのロスのない環境であれば、敵が一定距離横に移動した際滑らかに敵の動きが見えますが、パケットロスが起きていると敵が一瞬消えたりカクカク動いたりするような状況になります。
そういった状況になると敵を狙って銃を撃っているのに弾が当たらないという事も起こるので、Apex legendsのようなFPSゲームなどではパケットロスの数値が0でできていることが最低限必要な環境です。
パケットロスの原因
パケットロスの大きな要因としては下のようなものがあります。
- Apex Legendsサーバー側の処理問題
- 利用しているネット回線速度が低速
- ルーターやONUなどの劣化
Apex legendsのサーバー側に原因があるばあいはマッチ全体が重くなり、自分以外のプレイヤーも高いパケットロスの数値やラグを感じる場合が多いです。
この場合はこちら側ではどうしようもできないので、そのマッチは我慢するか一旦退出する必要があります。
逆に自分だけ敵が瞬間移動するなどラグさを感じる場合は、自分のネット回線に原因がある場合が多いです。
⇨おすすめの光回線選びについて
⇨【プロバイダ変更】OCNからGMOに替えた結果、ネット回線速度の比較
自分のネット回線スピードの計測はPS4やPS5の設定から確認することができたり、下のリンクなどで計測できるのでチェックしてみましょう。(数値はチェックする都度違います)
⇨インターネット回線速度のテスト
改善方法の例
上の画像はPS少し前のPS4Proでのプレイ環境ですが、ロスが7という数値になっています。
実際「レイテンシ」も77msという数値になっていますね。
参考記事⇨【FPSゲーム】回線速度の良い数値・目安について
これは自分がゲームしていた時の環境で、ネット回線スピードがかなり遅い状態(2〜15Mbps前後)でした。
快適にプレイするには最低でも30Mbps以上はキープできるような環境が理想なので、15Mbps程度だとかなり不利な中戦わなければならない状態です。
この時の例で言えば、パケットロスが起きていた主な原因は2つあります。
- 「IPv4」という接続方式でネット回線を使用
- ネット回線が混雑する時間帯にプレイ
接続方式についてはこちらの記事へまとめているので詳しく書きませんが、この「IPv4」を「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続」という方式に変更するだけでネット回線が速くなり混雑時も安定します。
変更自体はメールでの依頼など簡単な方法で行える(使用プロバイダによります)ので、もし自分が利用している接続方式がわからなかったり、IPv4が原因だという場合は一度プロバイダに問い合わせてみるのがおすすめです。(注意点あり)
注意点
PS4で「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続」に変更すると悪影響があるゲームもある
(PS4はIPv6に対応していないため)
実際にPS4Proで「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続」でCoD:WARZONEをプレイしましたが、常時パケットロス+遅延だらけになりました。
→現在はiPv6でも問題ありません。
Apex Legendsでは「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続」でのプレイに問題ない場合が多いようですが、地域や環境によっては逆にパケットロスが増えてしまう可能性もあるのでご自身の判断で行ってみてください。
私の場合は問題なくプレイできており、パケットロスもほとんどの状況で0をキープできています。
その他にもルーターの劣化やLANケーブルの変更によっても改善できる場合があるので、古いものを使っている心当たりがある方は確認してみましょう。
⇨ルーターを替えるだけでネット回線速度がどれくらい速くなったかについて
⇨回線速度が速くなるLANケーブルってあるの?オンラインゲームに最適なものは?
「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続」にせずにPS4本体でネット回線を向上させる方法もあるので気になる方はそちらも参考にしてみてください。
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【PS4/FPS】高画質&回線速度UPする快適設定
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まとめ【Apex Legends】パケットロスの原因と改善方法
以上がApex Legendsのパケットロスの原因と改善方法になります。
基本的には利用している自分のネット環境が原因の場合が多いので、今回紹介している内容を参考に改善できそうな部分があれば試してみてください。
時間帯によってネット回線が混雑して回線が遅くなってしまうような環境の方は、iPv4の接続方式でプレイされている方だと思います。
これをiPv6へ移行することでかなり回線の環境が良くなる可能性が高いため、是非試してみてください。
今回の記事では有線であることが前提で書いてきましたが、無線でプレイされている方はそこが原因でパケットロスが起きている可能性があります。
そういった方は有線でつなぐことも考慮してみてください。